3歳の娘を餓死させ、保護責任者遺棄致死の疑いで警視庁に7月7日、逮捕された東京都大田区蒲田に住む梯沙希(かけはし・さき)容疑者(24)の素顔は驚きの連続だった。
事件が発覚したのは、6月13日のこと。午後3時53分に沙希容疑者が「娘が呼吸をしていない」などと119番通報。
救急車が駆け付けたところ、1DKのマットレスの上で長女の稀華(のあ)ちゃんが横たわっていたが、搬送先の病院で死亡が確認された。司法解剖の結果、死因は高度脱水症状と飢餓だった。
沙希容疑者は稀華ちゃんを1週間、自宅に放置し、衰弱死させたという。梯容疑者は、稀華ちゃんが生まれた直後に離婚。約3年間、シングルマザーとして育てていた。だが、子育てに熱心というわけではなかったようだ。
沙希容疑者は稀華ちゃんを放置して、鹿児島県に住む知人男性を訪ねていたという。
「6月初めから、知人男性と会うために鹿児島県に1週間ほど、旅行していた。帰宅したところ、稀華ちゃんが動かなかったため、通報した。
部屋はゴミ屋敷状態で、悪臭を放っていた。食べるものもなく、稀華ちゃんが部屋から出れないように、ドアをソファでふさいでいた。稀華ちゃんの解剖をしたところ、胃はからっぽ、飢餓状態で脱水症状を起こしていた」(捜査関係者)
沙希容疑者は都内の居酒屋に勤務していた。だが、警察には当初、「無職」と話していたという。
「居酒屋にばれるのが嫌がった。それに鹿児島から蒲田の自宅に帰ってから、119番通報まで空白の1時間があった。
稀華ちゃんは3歳なのにおむつをしており、それを取り換えて、体を拭き、さも育児をしていたような、偽装工作までしていた」(同前)
沙希容疑者のSNSを見ると、6月3日には<みんなでたのしいことしたい>、5月21日には<おもんな… 早く元に戻らないか…>、4月2日には<どこも遊ぶ場所やってへんから、ほんま嫌やな…>などと綴られている。
沙希容疑者の知人によれば、新型コロナウイルスの感染拡大で今年3月ころから、居酒屋の勤務が減り、稀華ちゃんと一緒に自宅にいることが多くなったという。知人がこう証言する。
「最初に出会った時には、結婚して夫と子供と暮らしていると聞いた。それがしばらくして『実は離婚していて、子供と2人なんだ』と話していた。
しかし、よく『飲みに行こうよ』とか『ごはんに行かない?』など連絡がくる。テーマパークに遊びに行った写真を送ってきたこともあった。そこに子供は写っていなかった。
食事に行った時でした。『子供さんは大丈夫なの?』と聞いたら『託児所に預けている』とか、『親戚が面倒みている』とか言っていた。
子供が男の子なのか、女の子なのかと聞いてもあいまいにしか話さず、育児に興味はなさそうでした。『子供がいるから、パチンコに行けない』『はじけて、遊びたい』と愚痴っていた」
取り調べに対し、反省した様子もみられないという沙希容疑者。
「ニュースで事件を知り、沙希容疑者が居酒屋で知り合った鹿児島の男性のことを言っていたのを思い出した。
『すごく格好いい彼氏で子供がいなければ一緒にいたい』と自慢し、子供より男という感じ。頭の中は彼氏と遊ぶことに支配されていた。鬼畜のような母親ですね」(前出・知人)
沙希容疑者が鹿児島県まで追っかけていた男性は「彼氏」という存在ではなかったとみられる。
「鹿児島県の男性は子供がいることも知らなかったようです。沙希容疑者は調べに対し、『鹿児島からの飛行機が満席で帰れなかった』と話していた。このコロナ禍で、満席なわけがないのに…」(前出の捜査関係者)
子どもは親を選べない。お腹を空かせ、母親を待ち続けて亡くなった稀華ちゃんが不憫でならない。
[via:AERA dot.]
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e64ef7ae6f5ffe5ca0e02bfd14a20c6f245465e
子どもを育てられない親
査関係者によると、梯容疑者は知人男性に会うため自宅に稀華ちゃんだけを残し、8日間にわたり鹿児島県に行っていたといい、「子どもの面倒を見るのが大変でリフレッシュしたかった」「居間のドアをソファで塞ぎ、開けられないようにして外出した」と供述。
その一方、「エアコンはつけていた」「お茶や食事を置いていった」「死ぬとは思わなかった」とも話しているという。
仕事の後にパチンコに行くなど、以前から稀華ちゃんを放置していたという梯容疑者。
通っていた店の関係者は「遅くても終電くらいには帰る形で朝まで残ることはなかった。今回の話を聞いて初めてお子さんがいると知った」と話した。
厚生労働省によると、去年、ネグレクトを含む児童虐待の相談件数は15万9850件と過去最多となっている。
NPO法人「児童虐待防止全国ネットワーク」の高祖常子理事は
「報道によれば、夜に仕事に出る際に置き去りにしていたというし、5月にも旅行に行っているという。“あの時は大丈夫だったから”ということで、放置する期間が少しずつ長くなってしまったのではないか。
供述からも、命を奪おうという意識は本当になかったのではないか」
との見方を示す。《中略》
預ける親を認める社会に
慶應義塾大学の若新雄純特任准教授は
「若くしてシングルマザーになった知り合いがいるが、“育てたくない”ということで、すぐに母親に預けた。
田舎ということもあって、周囲からは“産んでおきながら、自分で育てずに別のところに暮らしている。ひどい”と言われ続けた。
しかし、少なくともこれは“最悪のケース”ではないということだし、ある意味では正しく自己を認識して、責任を果たしていたとも言えると思う。
産んだ子どもをちゃんと愛する、ちゃんとかわいがるというのが責任だというのが社会の常識になっているが、もしそれができないなら、安全な場所で育てられるようにするということが責任ではないか。
それを社会が認めないから、隠してしまうということが起きるのだと思う」と指摘していた。
[via:ABEMA TIMES]
https://news.yahoo.co.jp/articles/963040f1765dcf65b7d185026b34659b5a8a20e6
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ネットの反応
・いい加減こういった事件にはうんざり。
・嘘と言い訳まみれでまさに鬼畜としか思えません。
・立派な人殺しです。殺人罪を適用してほしい。
・リラックスかぁー…あまりにも長くて無責任なリラックスだよな。
・産む能力と育てる能力は別だと思う。それを踏まえた法律があればもっと救われる命があるような…
・まともな思考力があれば、3歳の子供を放置するなんて絶対に出来ない行為。
・ただの虐待じゃなくて、小さな命を物としか考えてない。粗末にし過ぎ。
・いつになったらこういう可哀想な子供を救う為に動くのか?頼むから法律を変えてくれ。
・いつまでもいつまでも古い法律、前例に縛られこんなにも苦しみ絶望を味わった子供を救うことが結局できていない。何回同じことを繰り返すのか?
・たった3年の短い命。飢えと渇きと孤独。帰らぬ母親を信じて恐怖を感じながら衰弱していった子供の事を思うと本当にやるせない。
・この容疑者が娘さんにしてきた事を存分に味わって反省して欲しい。
・育てられないのなら養子に出した方がいい。安易な考えかもしれないが子供の生存が関わるのならそれでもいいのでは。
・この女の子は最後までママを待ち、ママが大好きなまま死んだと思うと本当に悔しい。好かれる資格もないのに。この子はママとの世界だけが全てだったのに。
・写真のように笑ってた時もあったんだね…この子の笑顔を見ると胸が締め付けられます。
・この子の魂が安らかでありますように。今度は必ず優しいお父さんとお母さんがあなたを迎えてくれる。
ホントに女が一人で子育てするとろくなことにならない。結局、男に狂って子供を不幸にする。仮に彼氏が出来ても一緒に虐待する。再婚しても虐待する。
子供より男を優先するから。
これからは女が避妊しないで性行為するのを法律で規制するべき。妊娠は自治体の許可制。違反したら女は懲役にするしかない。今までの事件とかみても間違いな意見ではないはず。