「殴ってみろよ!」「傷ついた。死んでやる」 教師を挑発する生徒たち
関東地方の高校教員から寄せられたメールに「最近の実例」が記されていた。
卒業式を控えた生徒たちが、あえて叱られるような髪形や服装で登校し、挑発的な言動を取るようになったという。
廊下を自転車で暴走し、女性教師を押し倒す生徒…
「殴ってみろよ!お前の生活をめちゃくちゃにしてやる」。諭すと、笑いながらこう言い返してくる。「あーそうかい、傷ついた。死んでやる」。周りの生徒たちが、さらにはやし立てる。「もし、こいつが死んだら言葉の暴力だぜ。お前ら証人だぞ」
メールの主の先生は「教員だから、これを耐えろというのですか。荒廃した現場をみて、どう考えるのですか」と問いかけていた。
この先生は「体罰を許さない」という風潮の高まりの中で、特に学習指導や生活指導が難しい“荒れた学校”で、生活指導に熱心な先生ほど窮地に立っているという実情を記していた。「真面目に指導している先生が悪なのでしょうか」。文面から悲痛な思いが伝わる。
体罰だけでなく、不当な要求を繰り返す保護者(モンスターペアレント)やいじめの問題など、学校現場を取り巻く課題は多い。まじめな先生ほど追い込まれている現状もあるといい、別の教員のメールには「先生にも自殺者が出そう」と書かれていた。
[msn]
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130222/wlf13022210340004-n1.htm
1
1
1