大阪で定番の待ち合わせスポットとして長年親しまれてきた梅田地下街の「泉の広場」。
多くの人に利用される一方、周辺の住民や飲食店関係者が悩まされてきたのは、売春相手を探して立ち続ける「立ちんぼ」と呼ばれる女性たちの存在だった。
これまで摘発は難しいとされてきたが、大阪府警が約1年がかりで61人の立ちんぼの現行犯逮捕に踏み切った。捜査員らの「何とか風紀を正したい」という執念が結実した形だ。(木下未希)
売春認定難しく
泉の広場の中央に設置された円形の噴水を囲うようにしながら、相手を待つ人たち。その中に、長時間ひたすら立ち続ける女がいた。通行人を目で追い、目が合うとにこりとほほ笑みかける。
少し離れた場所から様子を見ていた男が、女に近づいて話しかけた。「立ってんの?」。女がうなずくと、そのまま値段交渉に話が進む。やがて、2人は近くのラブホテルへ向かった。
府警によると、泉の広場では少なくとも15年前からこうした立ちんぼが多数いたという。ただ、声をかけられるまで待ち続けるだけという独自の客待ちスタイルゆえ、「売春婦」と認定するのが難しく、捜査員らは手をこまねいていた。
そうした中、府警は令和元年から2年にかけて、売春防止法違反容疑で、立ちんぼをしていた当時17~64歳の女計61人を現行犯逮捕。摘発の決め手となったのは同法の解釈だった。
客待ちは処罰対象
従来売春婦の取り締まりに適用されていたのは、同法5条1号。
処罰対象について、「公衆の目にふれるような方法で人を売春の相手方となるように勧誘すること」と規定している。売春婦が言葉で誘ったり、腕を引っ張る、もしくは体をすり寄せるなどの行為がこれに当たる。
しかし、立ちんぼの多くは自分から声をかけるなど行動を起こすことはなく、捜査員が存在を確認したとしても、摘発できないケースが多かった。
そこで府警が着目したのが、5条3号で処罰対象としていた「公衆の目にふれるような方法で客待ちをし、また広告その他これに類似する方法により人を売春の相手方となるように誘引すること」だ。
これなら、積極的な勧誘がなくとも、公衆の場で売春の目的があるように多数の人に示した状態で「客待ち」をしていれば処罰対象となる。
ただ、散歩や待ち合わせと区別がつきにくく、売春婦と客観的に判断する基準が曖昧であることから、他の都道府県警でもこれまで3号の適用には消極的だった。
一方、立ちんぼの“拠点”と化した泉の広場については、治安悪化や風紀の乱れへの懸念もあり、近隣の飲食店や住民からは「何とかできないか」と多くの苦情が寄せられていた。府警は検察庁と協議を重ね、3号を適用した立ちんぼの大規模摘発に乗り出した。
学生や主婦も
61人は釈放後、同容疑で書類送検され、罰金刑を受けるなどした。大阪や京都、兵庫など関西圏のほかに、長崎や香川など遠方からも訪れていた。半数以上が無職だったが、中には学生や主婦も。
立ちんぼになった理由もさまざまで、「生活費を稼ぐためにした」「借金を返すためだった」などのほか、「遊ぶ金が欲しかった」「ホストクラブに費やすためだった」と説明する者もいた。
昨年12月にリニューアルから1年を迎えた泉の広場。かつてのシンボルだった噴水は撤去され、35の新規店舗が進出し、昼夜問わず多くの人でにぎわいを見せている。そこに立ちんぼの姿はない。
泉の広場を管理する「梅田地下街」の担当者は「女性や若者の通行量が増え、全体的な雰囲気も明るくなり、活気のある街になった」と喜ぶ。
一方、府警生活安全特別捜査隊は「今回の取り締まりを先例として、今後も新たな立ちんぼスポットがあれば積極的に事件化していく」としている。
[via:産経ニュース]
https://www.sankei.com/premium/news/210121/prm2101210003-n1.html
2019年、約半世紀にわたり親しまれてきた噴水は撤去された。
売春客待ち疑い、61人逮捕[2020/12/5]
大阪・梅田の地下街で待ち合わせスポットとして親しまれている「泉の広場」やその周辺で昨年から今年にかけ、売春相手を探したとして、大阪府警が売春防止法違反の疑いで、「立ちんぼ」と呼ばれる当時17~64歳の女計61人を現行犯逮捕していたことが、捜査関係者への取材で分かった。釈放された後、同容疑で書類送検され、罰金刑を受けるなどした。
泉の広場周辺地区はシンボルだった噴水が撤去されるなど昨年に大規模改修され、5日にリニューアルオープンから1年を迎えた。
そばにホテル街があることから、捜査関係者は「大阪屈指の立ちんぼスポットでの摘発は長年の課題だった」と明かす。
[via:神戸新聞]
https://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/202012/0013916180.shtml
都市伝説~泉の広場の赤い女~
大阪・梅田地下街にある「泉の広場」には、謎の「赤い女」が出没する……。
赤い女の目撃譚が、いつ頃から大阪で語られていたかは不明だ。ともかくインターネット上でよく参照されるのは、2002年6月21日、2ちゃんねるオカルト板『不可解な体験、謎な話~enigma~ Part4』スレッドに投稿された書き込みとなる。投稿者(おそらく女性)の体験自体は1999年頃となるようだ。
通勤のために泉の広場を通っていた投稿者は、しばしば「ヘンな女がうろついていた」のを目撃していた。30歳前後、髪が長く小柄で、いつも赤色の古めかしいドレスのような服を着ている。
ある日の仕事帰り、投稿者は、赤い女が噴水ごしにこちらを睨んでいることに気づく。次の瞬間、体が金縛りにかかったように硬直。
さらに、いつもふらふらしている女が異様な素早さで近づいてきた。長い髪とドレスの裾を振り乱し、もの凄い顔で大笑いしているが、周囲の誰もがそれを気にせず通り過ぎていく。女は、自分のすぐそばで顔を覗きこむ。
すると、その眼球はすべて、黒目に変わっていた。
「もうあかんって思ったときに、いきなり誰かがぎゅっと腕を掴んできた」
それは見知らぬ男だった。「静かにして」と彼女に囁き、赤い女を睨みつける。すると女は手出しができなくなったようで「……殺す…」と呟き、その場を立ち去った。
その後、「とり殺されたくなかったら、もう通らんとき」と男に言われ、泉の広場に近寄らないことを約束させられたという。
この体験談が大きな反響を呼び「自分も似たような女を知っている」「女にまつわる奇妙な体験をした」などの報告が続出。『大阪泉の広場に出る赤い女』なる専用スレッドまでたてられた。
「赤い女」像が語られ、姿を消すまで
しかし、「赤い女」とは幽霊ではなく、実在の人物である可能性が高いと考えている。
多くの目撃談がネットに書き込まれたのは2002~05年にかけて。そのほとんどは数年前の記憶として語られているので、「赤い女」がよく目撃されたのは1990年代後半から2000年代初頭となる。
証言を総合すると以下の通り。やけに長い髪、小柄で痩せた体、服装は赤いワンピースが多いがその他の場合もある。そしてなにより、真っ黒にすら見える大きな「黒目」が特徴だ。
精神が不安定のようで、よくぶつぶつ独り言を呟いている。彼女の正体は「アキちゃん」という街娼で、男に騙されたせいで奇行が目立つようになったのだ……という、かなり具体的な情報もあった。
実は、これら目撃談の時期に、泉の広場の「噴水」は存在していなかった。1970年の広場完成時には設置されていた噴水だったが、1987年に地下街が「ホワイティうめだ」として改装されるに伴い、池のみを残して撤去。そして2002年10月、広場が再改装された際、イタリア風の噴水として復活したのである。
赤い女の思い出が語られるようになったのは2002年頃から。彼女がよく出現していた時期がその数年ほど前であり、再改装後に目撃されたという例はほぼ聞かない。
つまり赤い女は、池だけがあった泉の広場に現れ(1999年前後)、噴水が再設置された頃(2002~05年)に姿を消していった。それと同時に、この怪談が人々の口にのぼるようになったのだ。
風水では水の流れがない空間は「気が滞る」とされる。1999年前後、泉の広場の池は、循環装置を働かせていただろうが、噴水のようなダイナミズムは無かった。ただでさえ圧迫感の強い地下通路において、それは暗く澱んだ印象を与えていただろう。
[via:文春オンライン]
https://bunshun.jp/articles/-/38309
都市伝説を利用した映画『サスぺリア』のプロモーションも…[2019年]
ネットの反応
・立ちんぼ vs 勃ちんぽ
・64歳のベテラン…
・ここってそういう場所だったの?知らなかった
・こんな場所にたちんぼが居たのか?
・元々そういう場所だよ
・泉の広場って女よりも男のほうって印象があるんだけど…
>堂山も近いでな
・階段上がったらハッテンスポットだぞ
・はぎや整形も無くなったなあw
・昔から有名だったけどあいかわらず出没してるのか
・画像見た限りそんなに広くないのに61人ってw
>累計だよ
・17歳と64歳が同じ土俵で戦うのはなかなかの戦場だな
・ここ気持ち悪いんだよな
・初めてここ見た時なんともバブリーというか昭和臭のする場所だなと思った。
・地下のせいかムワッとして湿度が高いんだよな。
・梅田ダンジョンの端っこだから待ち合わせには向かない 単純に階段登ればラブホ街だから風俗の待ち合わせが多いだけ
・テレクラが無くなったからもう円光女もあの辺におらんやろ
・東京のはどこにあるんですか?
>新大久保百人町
>大久保公園付近
>ハイジア
>ほぼ外国人だけど町田のラブホ街
>錦糸町も
>五反田駅西口のホテル街
・昔横浜ですげえBBAに誘われたことある
>もしかして真っ白な顔に白い服着てた?
>メリーさんw
>随分まえに亡くなったよ
・せめてコロナが収まってからにしてやれよ
・コロナで困窮してんだろ 見逃してやれや
・ここ赤いドレスの女が出るところね
・赤い服の女、立ちんぼって説もあったけど
・現代的だな いつ頃からだろ黒目ホラー
・怪談話で聞いてはいたが、本当に大阪じゃ有名スポットなんだ