食物アレルギー患者は個々によりその症状は異なるが、アレルギー成分が含まれた空気を吸い込むだけでもショック症状を起こしてしまうレベルとなると重篤だ。
このほど重度のストロベリーアレルギーを持つ女性が、ホリデーから帰るフライトの搭乗を断られる経験をした。
あるCA(客室乗務員)に心無い対応を受けた女性は、その後ソーシャルメディアで注意喚起を促している。『Mirror』などが伝えた。
英ランカシャー州ボルトン・バイ・ボウランドに住むクロエ・フィッツパトリックさん(19歳)は、恋人マシュー・ヒッグソンさん(21歳)と英航空会社「Thomas Cook(トーマス・クック)」を利用してギリシャのザキントス島(ザンテ島)でのホリデーを楽しんだ。
行きのフライトは何の問題もなかったクロエさんだったが、帰りのフライトで予期せぬトラブルに見舞われた。
生後10か月の時に重度のストロベリーアレルギーと診断されたクロエさんは、万が一の時に備えて常にエピペン2本を持ち歩いている。
どんなに気を付けていても年に2~3回はアナフィラキシーショックを起こしており、今回の旅行でも細心の注意が必要であった。
そのため行きのフライト同様、CAにアレルギーのことを伝え配慮を願ったクロエさんだったが、チーフ・パーサーにあたる女性から屈辱的な対応を受けたという。
搭乗時にクロエさんから事情を聞いた2人のCAは、ベリー成分が含まれるマグナーズ・ベリーサイダーやロゼ・ワインを機内サービスで他の乗客に提供しないという同意をした。
ところがチーフ・パーサーは「あなたのアレルギーのせいで機内サービスが制限されるなんて、200人の乗客にとっては甚だ迷惑であり非常に不快だ。エピペンを持っているのなら、問題ないだろう。もしくは降機して他の方法で帰ればいい」とクロエさんに反論した。
思ってもいない対応を受けたクロエさんはショックで思わず涙すると、マシューさんが「フライトでのサービスを重視して、乗客の命のリスクは顧みないのか」と詰め寄った。
さらに他の女性CA2名の説得もあったことから、最終的にチーフ・パーサーは渋々クロエさんの搭乗を承諾し、
「重度のアレルギー患者が同乗しているため、ストロベリー成分の含まれた食品は一切機内では販売しない。また、フライト中はストロベリーの飲食を控えて頂きたい」
と機内アナウンスを流したが、最後まで不快さを隠さなかったチーフ・パーサーの対応に、クロエさんは酷い侮辱を受けた気持ちになった。
「私のような深刻なアレルギー症状を持つ人は、飛行機に乗るなと言っているのと同じです。失礼な対応で最低だと思いました。なぜ、搭乗を拒否されなければならないのでしょう。
小娘だと思ってバカにしたような態度で対応され、すごく恥をかかされた気分になりました。チーフ・パーサーは症状の深刻さを理解していません。
機内の空気は再循環されるシステムになっているから、もし誰かが離れた場所でストリベリー成分を含んだものを口にしたら、空気を伝わって私にアレルギー反応が起こるのです。
最終的にはそのまま搭乗を許可されましたが、座席に戻っても他の乗客らは私をジロジロ見るし、降りろとまで言われてとても嫌な気持ちになりました。」
座席に戻ったクロエさんには他のCAが謝罪し「ベリー系の食品や飲み物は一切機内でサービスしない」と約束してくれたそうだが、クロエさんは「今後もまた同じ経験をするのでは…」と不安で仕方がないと話す。
「今回のことについてはThomas Cookに全責任があるとまでは言いませんが、私のようなアレルギー症状を持つ乗客には、理解や配慮が必要だと思います。今一度、CAの再研修をしてもらいたい。」
クロエさんはその後、ソーシャルメディアで今回の経験をシェアし、アレルギー症状を持つ人たちへの注意喚起を促した。
なおThomas Cook側はこの件に関して
「乗客と機内職員の安全は我々の最優先事項です。乗客のアレルギーについて知った際には、チーフ・パーサーがパイロットやCAと情報をシェアして最善の対応をさせて頂くことになっております。
今回も、他の乗客には『フライト中ストロベリー成分を含む食品はサービスできない』とチーフ・パーサーが機内アナウンスで注意を促しました」
と述べている。
このニュースを知った人からは
「そんな深刻なアレルギーだったら、ホリデーに出かけるのもどうかと思うけど」
「旅券を予約した時点で航空会社に知らせておくべきでは?そうすれば、航空会社側も事前に他の物を手配できたはず」
「事前に伝えておかなかったこの女性が悪いと思う。自分に非があるにもかかわらず他人を非難する人ってうんざり」
「本人の意思でなったわけじゃないんだから。重度のアレルギーを抱える人はいろいろ大変だし、気の毒だと思う」
「マスクをするとかじゃダメなのかな。何も大勢の乗客に妥協させなくても…」
「泥酔客が機内で問題を起こすことだって頻繁にあるし、もうこの際空港や機内でアルコールの販売は止めたほうがいい」
といった声があがっている。
[via:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181002-00000000-jct-soci]
ネットの反応
・ストロベリーアレルギーなんてのもあるのか
・甘い考えだったな
>うまいこと言うじゃないか
・いちご一会だから我慢
・他の人が飲み食いしてるのもだめなのか。確かに迷惑。
・LGBT様と同じ臭いがする
・パーサーの主張は正しい けど言い方というか余計なひと言
・全ては言い方だよね~
・アテンダントの主張が正しいな なんでも配慮しろってのはおかしい
・この人は飲食店に行っても同じこと言うの?
・自分の病気を押し付けるのなら、他人の迷惑も考えろ
・アレルギーの苦労は他人には理解しがたいからな
・大変だなよく今まで生きてこれたな
・他人にまで強要するのはさすがにどうかしてる。
・こんなの周りの他の客からしたら理不尽でしかないわw
・これはもはや健常者への差別だろ
・周りに強要するなら対価を払うべきだろう
・特別な配慮にはそれなりの準備が必要なんだぞ
・こういうやつって 特別待遇が当たり前だと思ってるんだよな
・小麦アレルギーが乗ったら、全員メシ抜きになるのか?
・今後の人生で赤の他人を何人も巻き込んで生きて行くんだろうな 当然の権利のように振舞いながら
>降機して他の方法で帰ればいい
・これで完結じゃね?
・他人が飲食するのも駄目なこういうアレルギーもあるのか
・匂いでも反応するって事?
>匂いって物質が浮遊してるってことだぞ うんこの臭いってうんこを吸い込んでるって理解してる?
・何時間のフライトか知らんけどイチゴくらい周りが我慢してやっても良くないか?
どーでもいい。
香水にはベリー系の物が使われているのがあるんですが、それは大丈夫なんですかね?
深刻な問題ならば事前に説明するべき。
本人がその深刻性を軽視してる。
深刻なはずなのに矛盾してるよ。
我々健常者がしょーがい者の為に我慢するなんてあってはならんから一生膝抱えて息を潜めながら周囲の目を気にして引きこもってろってのが皆の本音です
餓鬼だらけの今の世界に余裕のある人間なんてまずいないから期待しちゃいかんよ
>>そんな深刻なアレルギーだったら、ホリデーに出かけるのもどうかと思うけど
アレルギーの方には申し訳ないが、この意見に同意
しかも記事中のような、周りに何かを強いる形での協力が必要なレベルはね
機内のように密閉された空間で、呼気に含まれる成分にも反応するって
そんなの他の客が事前に、それこそ直前に食べて搭乗してくかもでしょ?
そのリスクも含めて管理できるのは会社側じゃなくて本人だ
残酷な言い方だが、チャーターするか、別の方法で移動して下さい
「私はこんな病気だけど、人並みの生活を送りたい!」までは分かる
「だからみんなは私のために我慢して!」ってのは1ミリも理解できない
経鼻・経口・経粘膜でしか症状が出ないなら、飛行機に乗ってる間はN95マスクやゴーグルを使って防護するとか、酸素ボンベを背負って呼吸を機内と別にするとか
経皮でも症状が出るなら、成分が浸透しないような服で全身を覆えるようにして乗るとか、色々方法があるでしょうに
それすらせずそういうこと要求するからこのテの人たちって嫌われるんだよなぁ…
何の問題でもそう、LGBTも難民もそう
「私はこんなに可哀想なの!だからみんな私のために我慢して!」こんなん受け入れられるわけないやん、という当たり前のことにすら気づけない究極のナルシスト
「そんな深刻なアレルギーだったら、ホリデーに出かけるのもどうかと思うけど」
私はこの意見に同意。周囲に負担をかけすぎ。