権力者が民衆のために身分を偽って街にくりだす……貧乏旗本に姿を変えて悪を成敗する『暴れん坊将軍』など、弱い民衆のために動く姿はまさにヒーローだ。
そんな時代劇を思わせるカッコイイ政治家が現代に現れた!その人物とはノルウェーの首相のイエンス・ストルテンベルグ氏。国民の本当の声を聞くためにタクシー運転手に化け、街中を走り回ったというのだ。
・首相がタクシードライバーに変身!
ストルテンベルグ首相がタクシードライバーになって有権者の声を聞いていたことがわかった。 Youtube などで公開された動画を見てみると、実在するタクシー会社の制服、身分証をつけた首相が映し出されている。サングラスをかけたら誰なのかわからないくらいだ。
・首相「国民が真意を話す場所、それはタクシーだ!」
それにしてもなぜ、タクシードライバーになろうと思ったのだろうか。ストルテンベルグ首相は、「私は国民が実際にどう考えているのかを聞くことが重要だと思っている」と考えているそうだ。
だが、有権者の真の思いがわかる場所はなかなかない。そこで「国民が真意を話す場所があるとしたら、それはタクシーだ!」という考えに至り実行したのだという。
・さまざまな話をする有権者
ストルテンベルグ首相の思惑通り乗客は様々な話をした。たとえば、環境問題、教育問題、企業トップの給料が高すぎるなどである。また、一部では「あれ、この角度から見ると首相に似てない?」とツッコみを入れる利用者もいたという。
・首相の運転は8年間ぶり
この「お忍びタクシードライバー・プロジェクト」は、全てが順調にいったようだが、動画を見ていると車が急にガクンと止まるなどヒヤッとするシーンも。なんと、ストルテンベルグ首相は運転に8年間ものブランクがあるというのだ!「今まで乗ったタクシーの中で最悪だわ」という乗客もおり、首相はドライバーには向いていないのかもしれない……。
・選挙戦のキャンペーンと批判の声も
ノルウェーは9月に総選挙が行われる予定で、今、選挙戦の真っ只中だ。しかもストルテンベルグ首相率いる与党は劣勢だという。そのタイミングで動画が公開されたことに「あからさまな選挙キャンペーン」という批判も出ているそうだ。
彼らの意図はわからないが、せっかくこのような機会を設け有権者の生の声を聞いたのだ。是非とも国民の声を政治に生かしてほしいものである。
[rocketnews24]
http://rocketnews24.com/2013/08/12/358827/
政治家は所詮自分の懐しか気にしてない
日本の政治家もこの行動力を見習って欲しい
( ̄^ ̄)
選挙のためだろうと、本当に国民の声を聞いて国民のためになる政治が出来るなら有り。
いい政治家になるか、口先だけの政治家になるかの分かれ道を自分から作るってすごいと思う。
戦略アリアリかも知れないけど、こういうの好き。