シミがつきやすくて黄ばみやすい白い服は、きちんと手入れをしないといけないので何かと面倒だ。服を買う時に、白を買いたくても汚れた時のことを考えたら、つい暗い色を選んでしまうという人は多いだろう。そんな人に朗報だ。なんとケチャップやコーラをこぼしても、絶対にシミがつかないTシャツが開発され、話題になっているのである。
・水をはじく化学物質が鍵
シミがつかないTシャツ「SLIC」を開発したのは、米サンフランシスコ在住の大学生、アミール・パテルさんだ。Tシャツの素材であるポリエステルには、水をはじく「シリカ粒子」という化学物質がしみ込ませてあるので、シミがつかないのである。
10億個にも及ぶシリカ粒子の層に覆われた繊維は、液体が飛んできても、液体と繊維の間にわずかな空気層ができるため、液体が繊維に付着しないのだ。ナノテクノロジーを使用し、シリカ粒子は極微に繊維に結合しているため、肌への刺激はなく安心して着用できる。
・Tシャツの取り扱い注意点
現在のところ、80回洗濯してもTシャツの防水効果は持続するという。しかしパテルさんによると、Tシャツの防水効果を保つためには、いくつかの取り扱い注意点があるとのこと。注意点は以下のとおりである。
「洗濯する時は柔軟剤を使わないこと」
「漂白剤を使わない」
「洗濯機に色物と一緒に入れない」
「アイロンをかけない」
「ドライクリーニングに出さない」
「乾燥機の使用は3回に1回程度にし、低温にすること」
・ネットで商品化のための寄付を募る
研究の成果を確信したパテルさんは商品化に向けて、現在ネット上で寄付金を募るサイト「Kickstarter」で寄付を集めている。2014年1月26日の期限までに、1万2000ポンド(約210万円)集めることを目標にしており、5月にネット販売開始予定のTシャツの価格は、30ポンド(約5000円)に設定されるそうだ。
やたらと飲み物をこぼす不器用な人や洗濯嫌いの面倒臭がり屋には、うってつけのTシャツではないだろうか。恋人やお父さんへのプレゼントにもピッタリかもしれない。
[ロケットニュース]
http://rocketnews24.com/2014/01/07/401421/
でも、お高いんでしょう?
汗吸わないとユニホームみたいに臭くなりそうだ。
⬇あるよ。
キックスターターでは、寄付を募ってる人が色々な特典をつけるんだよ。
歌手がレコーディング費用を寄付してもらうこともあるし。
寄付を募って商品化されても、寄付した人に特ないでしょ