東京都内のJRの施設で相次いだ不審火で、自称ミュージシャンの42歳の男が、威力業務妨害の疑いで、15日、警視庁に逮捕された。

逮捕されたのは、自称ミュージシャンの野田伊佐也容疑者。

警視庁によると、野田容疑者は先月23日、品川区にあるJRの変電所で、ケーブル付近に火をつけ、駅員らの業務を妨げた疑いがもたれている。

調べに対して、「やったことはやったが、業務妨害とは思ってない」「大量に電力を消費するJRが許せなかった」と供述しているという。

現場の防犯カメラには黄色のテンガロンハットをかぶり、赤い自転車に乗った男が映っていたが、野田容疑者の自宅からは、同じ特徴のテンガロンハットと自転車が見つかったという。

また、野田容疑者がバンド活動をしていたライブハウスの関係者は次のように話している。

ライブハウス関係者「何か危険な感じはしました。目が笑ってなかった」「ハイテンションな人である程度目立つ感じの人だった」

一方、都内のJRの施設では先月からケーブルなどが燃える不審火が7件相次ぎ、このうち品川の変電所や北区など3か所で、焦げたペットボトルや針金などが見つかっていた。

「インスタグラム」には、野田容疑者が投稿したとみられる画像が大量に残されていた。

そこには、品川の変電所で不審火が起きる前に投稿された現場の写真があるほか、針金がついたペットボトルの写真などが投稿されている。

警視庁は、一連の不審火についても関連を調べることにしている。

[引用/参照/全文：http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20150916-00000010-nnn-soci]

かつて男が活動していたロックバンド「ACCA」のライブ情報などを告知する約15年前のサイトによると、男は「GUERILLA」という歌を英語で作詞している。

冒頭の歌詞を訳すと「隠れろ、隠れろ、隠れろ。隠れていろ、攻撃の時が来るまで。燃やせ、燃やせ、燃やせ」と過激な内容だ。

尊敬するバンドに英ヘビーメタルバンドのブラック・サバスとジューダス・プリースト、米ヘビーメタルバンドのメタリカとメガデスを挙げている。

当時は都内のライブハウスで月1、2回のペースで「ギグ（ライブ）」を開催していたようだ。ツイッターのアカウントも持ち、12年9月には「大飯！大飯を止めろー」と原発再稼働反対などのメッセージをつづっていた。

[引用/参照/全文：http://www.sponichi.co.jp/society/news/2015/09/16/kiji/K20150916011141610.html]

自称ミュージシャン・野田伊佐也（いざや）容疑者（42）のミュージシャンとしての活動が、インターネット上のホームページなどから明らかになった。

2000年ごろに組んでいたバンドの紹介文によると、野田容疑者はボーカルとギターを担当。「イスラエルと日本のハーフ」と紹介されている。音楽性については「最高にヘビーなロックンロールです。歌詞は、かなり過激な内容で戦争などを題材にしている」とつづられていた。

その言葉通り、「GUERILLA」という曲では「ゲリラ！　最高のテクニックで　ゲリラ！　帝国に終焉（しゅうえん）」とのフレーズも。作詞は野田容疑者がしており、都内のライブハウスで主に活動していたとみられる。

また、ツイッターのアカウントも所有していたが、約3年前にツイートしたのを最後に更新されていない。ただ、それまでは1日に100回近くツイートを繰り返していた。

[引用/参照/全文：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150916-00000016-sph-soci]

父親：野田哲也、版画家・東京藝術大学名誉教授、日本人
母親：野田ドリット（ドリット・バルトゥール）、イスラエル大使館の娘、イスラエル人
※ソース：以下の野田哲也氏の経歴に「1972年10月　長男・伊佐也誕生」 と書かれていた。（年齢一致）

東京・吉祥寺の2階建てのアパートに1人暮らし。

アパート裏に住む男性（54）によると、今年に入ってから、外国のロックの曲やギターを演奏する音が聞こえるようになった。

昨年夏には、同容疑者からアパート大家を通じて「ヒーリング系の仕事をしており、犬がうるさいと仕事にならない」と苦情を言われたという。

野田容疑者のアパートは、JR西荻窪駅から北西に約1キロ。