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フライパン虐待事件の両親を処分保留で釈放 連れ子の長男への虐待疑惑

2017/06/07

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幼い子にとっては「地獄」だったに違いない。

長男(5)の全身をフライパンで殴ったり、両頬をのこぎりで切りつけたりして負傷させたとして、大阪府警大淀署は4月上旬、傷害容疑で実母の尾本綾乃(28)と義父の大輔(33)の両容疑者を逮捕した。

長男は生後間もなく育児放棄の疑いで児童相談所(児相)に引き取られ、昨年末に両容疑者の元に戻されたばかりだったが、その直後から暴行される様子が住民に目撃されていた。

児相側は「適切に対応した」と詳しい説明を避けるが、事件の発覚も長男が裸で歩いていたのを目撃した住民の110番がきっかけだった。専門家は「問題のある家庭をきちんとフォローできていたのか」と児相の対応を疑問視する。

「ジャングルジムから落ちた」虚偽説明を強要

3月1日昼ごろ、大阪市北区の路上を、全裸に靴だけを履いた男の子が1人で歩いていた。近くに親らしき大人の姿はない。目撃した近隣男性は不審に思い、すぐさま110番した。

駆けつけた大淀署員は、男の子の体にいくつもの傷があるのを見つけた。「どうしたの」と尋ねたところ、男の子は「ジャングルジムから落ちた」と口にした。

署員は傷の状態から、その言葉に納得できず、改めて事情を聴くと、男の子はようやく「パパとママにやられた」と打ち明けた。

男の子は、すぐ近くのマンションに住む綾乃容疑者らの長男だった。虐待の可能性が高いと判断した同署は、すぐさま児相に保護を依頼。

その後、医療機関で長男を詳しく調べると、両腕に打撲、背中や太ももは皮下出血していた上、全身が傷だらけだった。全治2週間と診断された。

同署はその後、両容疑者を何度も取り調べ、4月4日、傷害容疑で逮捕した。綾乃容疑者は暴行したことを認めたが、大輔容疑者は容疑を否認したという。

同署によると、両容疑者はフライパンで全身を殴打したり、のこぎりで両頬を切りつけたりしていた。さらに腹部に包丁を突きつけたり、首を絞めたりした疑いもある。

捜査関係者によると、両容疑者は長男に対し、殴る蹴るの暴行や入浴時に水しか使わせないなどの身体的虐待を加えていただけでない。

十分な食事を与えなかったり、衣服を着替えさせなかったりといった育児放棄(ネグレクト)もあった。

さらに、綾乃容疑者は長男に「体の傷のことを人から聞かれたら『ジャングルジムから落ちた』と説明しろ」とまで強要していた。

次男「優遇」長男には「鬼対応」

複数の関係者によると、長男は綾乃容疑者の連れ子で、生後間もなく育児放棄の疑いで児相に保護された。綾乃容疑者は大輔容疑者と平成26年に結婚。

昨年6月、次男(3)と3人で大阪市北区のマンションに引っ越してきた。児相は昨年末、長男を両容疑者が育児可能と判断して引き取らせたという。

同じマンションに住む女性(55)によると、引っ越し当初、綾乃容疑者が次男だけを連れてあいさつに来た際、「長男は今、別に住んでいて、1週間後に連れて来るんです」と言っていた。

しかし、女性がその後、長男の姿を目にすることはなかった。

作業着姿の大輔容疑者が仕事に出かける際には、綾乃容疑者と次男が玄関先で「行ってらっしゃい」と見送る姿をよく見かけたという。

女性は「次男のことはかわいがっているようだったし、今時の夫婦という感じだった」と振り返る。

だが、近所の子供たちは今年に入り、長男を虐待する両容疑者の姿を目の当たりにしていた。

中学1年の女子生徒(12)は2月、茶色く汚れた白のタンクトップにパンツ姿の長男が路上を歩く姿を目撃した。

全身あざだらけで、下を向き、とぼとぼと歩く姿に「冬なのに、なぜ」と思っていると、マンションから両容疑者が降りてきた。

綾乃容疑者が「何してんねん」と怒鳴って頭を殴りつけると、大輔容疑者が泣いている長男の胸ぐらをつかんで引っ張り上げた。

宙に浮いた状態になった長男は顔面蒼白(そうはく)になり、苦しそうに口をぱくぱくさせながら、マンションに連れ戻されていった。

別の小学6年の女子児童(11)も同じ頃、綾乃容疑者が、下着姿の長男を引きずりながらマンションの階段を降りてくる様子を見た。

女子児童は「男の子を見る2人(両容疑者)の目はつり上がっていて、『鬼』みたいで普通ではなかった。怖くて声をかけることもできなかった」と振り返った。

児相から府警に通報なく

大阪府警が昨年、児相に通告した18歳未満の子供は8536人で、3年連続で全国最多だった。

同11月、堺市に住民票がある男児=死亡当時(3)=の遺体が見つかった事件では、男児が長期にわたり所在不明だったのに関係機関が情報を共有していなかったことが問題視された。

こうした事態を受け、府警は今年2月、児相を所管する府と大阪、堺両市の4者で、虐待情報を共有する協定を締結。

4月には全国の都道府県警で初めて、虐待の専門部署「児童虐待対策室」を新設した。今回の事件が発覚したのは、関係機関の連携強化が本格化した時期と符合する。

大阪市こども相談センター(同市中央区)は児相として、長男を引き取った両容疑者と育児相談などでコミュニケーションを図っていたはずだった。

センターは今回の事件について「適切に対応しており、特段の瑕疵(かし)はない」(担当者)と言い切るが、110番があった3月1日までセンターから府警に一切連絡がなかったという。

センターによると、児童に外見上あざがあるか▽話の中に助けを求めるような内容があるか▽保護者の前で萎縮(いしゅく)しているか-などをみて、緊急性が高いと判断すれば保護している。

ただ、今回のケースは住民も目撃する中で虐待が見過ごされていた。児相側が説明しないため一連の経緯が不明とはいえ、110番がなければ最悪の結末を迎えていたかもしれない。

家庭崩壊…児相は及び腰?

NPO法人「児童虐待防止協会」の津崎哲郎理事長は、長男の全身が傷やあざだらけだったことに、「児相がこの家庭をきちんとフォローしていれば、傷やあざだらけの長男をみて何らかの対処がされたはずだ。どんな対応をしていたのか疑問だ」と首をひねる。

府警や児相などの連携強化には一定の評価をしつつも、「家族関係の回復をめざす児相と、事件としての立件が目標の警察では目指す方向が違う。そこの意識共有がまだないのではないか」と指摘。

さらに「警察に通報すれば事件になって家族が崩壊するかもしれない、と児相が通報をためらう可能性はある」とした上でこう強調する。

「児相や警察など各機関がどのような形で連携し、家族関係の改善や子供が犠牲にならないよう効果のある指導支援をしていくことができるか。そうした具体策の展開が今後の連携強化に向けた大きなテーマだ」

[via:http://news.livedoor.com/article/detail/13166641/]

処分保留で実母と義父を釈放

長男(5)の全身をフライパンで殴るなどしたとして傷害容疑で大阪府警に逮捕されていた実母(28)と義父(33)について、大阪地検は、処分保留で4月25日に釈放していたことを明らかにした。

理由は明らかにしていない。今後は任意で捜査を続けるとしている。

府警の当初の調べに対し、実母は「(自分が)殴ったのは間違いない」と供述する一方、義父は「一切やっていない」と容疑を否認していた。

[via:http://www.sankei.com/west/news/170426/wst1704260080-n1.html]

ネットの反応

・どうして子供にこんな事が出来るんだよ…
・こういう鬼畜は同じ思いをすればいい
・いくら虐待してても 子供が複数いると、その子らの世話もあるから不起訴になるケース多いんだよな
・まさかこの子はこの親の元に帰されないよね?
・ちゃんと親権剥奪にして接近禁止命令出してるんだろうか
・フライパンで殴るとか、高橋留美子の漫画かよ
・処分保留は発達障害児で手に負えないとかの理由でもあるのかな
・実の親が殴ったのならただの躾だろ
 >実の親がやっても傷害
・大阪地検「とどめを刺して来い」
・やっぱさぁ警察も法も他人の子供の事なんてどうでも良いんだよ

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