タクシーの車内で覚せい剤を販売したとして、警視庁組織犯罪対策５課は２３日までに、覚せい剤取締法違反（営利目的譲り渡しなど）の疑いで東京都江戸川区、タクシー運転手堀賢司容疑者（５３）と葛飾区、無職小川昇容疑者（５６）ら４人を逮捕した。

組対５課によると、堀容疑者はタクシーを「貸し切り」状態にして、東京の亀戸や両国の路上で待機。覚せい剤目当ての客は口コミで集まり、ナンバーなどを目印に探していた。後部座席に小川容疑者が乗車し、乗り込んだ１日１０人前後の客に密売したとみられる。

逮捕容疑は昨年５月２１日、東京都墨田区内を走行中のタクシー車内で、職業不詳の男（３１）に覚せい剤０・１グラムを１万円で譲り渡すなどした疑い。いずれも容疑を否認している。

[共同]
http://www.sanspo.com/geino/news/20130523/tro13052313560002-n1.html