購入したはずの車が納入されないのにローン返済を強いられているなどとして、北海道内の33人が北洋銀行(札幌市)などに対し、払った金の返還などを求めた訴訟の判決が9日、札幌地裁であった。
長谷川恭弘裁判長は、車の販売業者と同行の関係が密接だったとして請求の一部を認め、同行に約1900万円の支払いを命じ、未払い金の支払いも拒絶できる、とした。
訴状などによると、購入者らは2007~09年、札幌市の自動車販売会社「ケー・ウイングス」で車を購入するため、同行の自動車ローンを組むなどしたが、実際にはケー社は車を発注しておらず、納車されないなどの被害が出た。
ケー社は社長の死亡(09年4月)で事実上廃業しており、原告は09年、同行に支払った分の返還と、未払い金の返済義務の無効確認を求めて提訴した。
判決で長谷川裁判長は、「購入者らがローンの支払いを拒めない場合、銀行側はケー社から購入者の紹介という利益を得ながら、ケー社に関する(倒産などの)リスクは免れることになり、不公平」と判断。
「ケー社と北洋銀行の関係は密接で継続的だった」として、購入者らは銀行側に対して支払いを拒めるとした。
北洋銀行は、「今後の対応についてはこれから検討する」としている
[sankei]
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140110-OYT1T00321.htm
なるほどな
車と銀行がタッグ組んで金騙し取ってたわけか