インターネットショッピングサイト大手のアマゾンで、格安で商品を販売するように装い利用者から金をだまし取ろうとする問題が相次いでいることが27日、関係者への取材でわかった。
他人のアカウントを乗っ取って出店者になりすましているとみられる。サイトを運営するアマゾンジャパンは出店者に注意を促しているが、中国など海外からの“犯行”とみられており、対応に苦慮している。
アマゾンのサイトでは、アマゾンが出品し、自社倉庫から直接配送する自社販売商品のほか、小規模事業者が出品して配送を行う「マーケットプレイス」の商品も販売されている。
関係者によると、商品の販売実態が最近はない休眠状態のマーケットプレイスのアカウントで乗っ取りが相次ぎ、任天堂の新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」が通常の9割以上値引きの約1500円で販売されるなど、不自然な安さが際立っている。
しかも、購入したはずの商品が届かないため、乗っ取られたアカウント所有者にクレーム電話が殺到する事態も起きているという。
2年ほど前からマーケットプレイスで家電全般を取り扱っている神奈川県秦野市の男性(37)は「ここ1、2週間で異常に安い業者が増えた。
先週、アマゾンから『乗っ取り被害が増えているのでパスワードを強化してほしい』とメールで注意を受けた」と話している。
消費者問題にくわしい岡田崇弁護士は「日本から乗っ取りをしようとすれば、不正アクセスが捜査機関に発覚するため、中国など海外の事業者の犯行と思われる」と指摘する。
アマゾンジャパン広報は「商品が届かなかったら全額返金を申し出ることができる。規約に違反している出店者には早急に必要な措置を取る」としている。
[via:http://www.sankei.com/economy/news/170428/ecn1704280002-n1.html]
ありえない値段は要注意
2chで纏められたAmazonマーケットプレイスでの詐欺の手口です。皆さんも被害にあわないようにくれぐれも気をつけましょう。
【共通】
・ランキング上位の商品を大量出品する
・圧倒的最安値で出品する
・Amazonによる発送ではない
【詐欺形態A】
・中華業者で海外発送のため到着まで時間がかかると説明
・発送連絡あってもデタラメな追跡番号
・Amazonからの入金があったらアカウントを消し逃亡
・マケプレ保証を申請すれば実害は待った時間だけ
【詐欺形態B】
・数日経ってからショップ側から在庫切れ等でキャンセルする旨の連絡
・Amazonを装ったメールで「キャンセルのため返金されます」と通知
・返金されるならいいかと勘違いしているとマケプレ保証申請期間を過ぎて終了
【詐欺形態C】
・国内の住所、日本人の氏名、ストビューで見たら確かにその住所にその名前がある
・発送せず放置、出品者に連絡しても無視されるか「関係ありません」の返事
・マケプレ補償申請すればお金は返ってくるが本当の被害はここから
・勝手に住所氏名電番を詐欺ショップのプロフィールとして使われる
・「どうなってます?」「金返せ!」「詐欺として警察に通報する!」の電話が鳴りやまなくなる
・内容証明郵便や弁護士からのお手紙まで来る
[via:https://life-hacking.net/]
問題のある出品者の見分け方
悪意あるマーケットプレイス出品者の特徴は以下のようになる。ただし、今後は手口を変えてくる可能性もあるのでさらに注意が必要となる可能性もある。
・市場価格と比べて販売価格が異常に安い、あるいは「そこそこ安い」
・新規出品者または、取引件数が少ない出品者
・取引件数が少ない割に、取扱いしている商品が不自然に多い
・取引件数は少なくないものの、直近ではあまり取引がされていない
・出品者の名称がいい加減
・出品者の国外住所または個人宅と思われる住所
配送オプションで絞り込みで対策
悪意あるマーケットプレイス出品者による詐欺被害を防ぐための方法として、出品者または配送オプションによる絞り込みが有効だ。
出品者の絞り込みは、カテゴリ別ページや検索結果画面の左側に表示される「出品者」で「Amazon.co.jp」など、信頼できる販売元のみを選択する。
この方法で出品者を絞り込みすると、指定した出品者が販売する商品のみが表示されるようになる。
ただし、カテゴリー別のページから出品者を絞り込みすることができないカテゴリーが存在しているほか、スマホ用のページからは出品者による絞り込みを行うことができない。
この場合、配送オプションを「プライム対象」の商品に限定することで、悪意あるマーケットプレイス出品者の商品を除外できる。なお、非プライム会員でも「プライム対象」の商品を絞り込み検索することは可能。
配送オプションに「プライム」を指定すると、Amazon.co.jpの配送センターから配送される商品が発送されるため、少なくとも「商品が届かない」という金銭的な被害は(配送トラブルなどなどが無ければ)心配が不要となる。
[via:http://blogos.com/article/220125/]