「メルカリで商品を購入し、代金を支払ったのに、後日『Paidy』からも請求が来た」──後払いサービス「Paidy」を悪用した、そんな詐欺に遭ったという報告がネットで相次いでいる。
ネットユーザーの報告によると、手口は次の通りだ。
まず悪意のある出品者が、在庫がない状態でメルカリで商品を販売。購入者が決まると、出品者はPaidyを利用し、家電量販店の通販サイトなどで商品を購入した上で、商品を発送する。
購入者は商品を受け取ると、通常通りメルカリ経由で出品者に代金を支払う。本来はここで取引が完了するはずだが、出品者はPaidyからの請求を無視し、購入者宛にPaidyから請求書が届くよう仕向ける。
そのため出品者は、仕入れ代金を負担せずに商品代金を受け取れる。一方、購入者はメルカリとPaidy提供元に、二重に代金を支払う義務が発生するという。
Paidyは本来、事前にメールアドレスと携帯電話を登録しておくと、購入の翌月にメールやSMSで請求の通知が届き、コンビニ払い、銀行振り込みなどで代金を支払える――というサービスだ。
しかし今回のトラブルでは、利用者(出品者)が振込をしなかったために、商品の送付先(購入者)に請求書が届いたようだ。
[via:ITmedia NEWS]
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2001/14/news123.html
各社の対応は
現在、ビックカメラやヤマダ電機など大手家電量販店やAmazonなどの通販サイトでは「Paidy翌月払い」の利用を停止しています。
まだ「Paidy翌月払い」の悪用が可能なお店などもあるので、メルカリなどフリマサイトで商品を購入する際には注意が必要です。
ねとらぼ調査隊では、Twitter上で話題となっているPaidy社ならびにヤマダ電機、メルカリに取材を試みたところ、ヤマダ電機、メルカリの2社から回答を得ることができました。
ヤマダ電機は、「Paidy翌月払い詐欺」がネット上で話題になる前、1月10日には既に「Paidy翌月払い」の利用を停止し、被害状況等に関しては調査中であると回答。
メルカリは、事態は把握している。関連各所と連携しながら対応を進めていくと回答しました。
1月14日に、Paidy社がプレスリリースを出し、「このリリースをもって回答とさせていただきます」との連絡がございました。
以下、リリースの要約
このたび起こった「Paidy翌月払い」を悪用した詐欺は、悪意ある者がフリマアプリで取得した情報を不正に使い、「Paidy翌月払い」加盟店のサイトで詐欺行為を行ったものです。
詳細に関しては加盟店含めた関係各社と連携を取り対応中。Paidy社は、今後詐欺に関する被害届を警察に提出する予定で、警察の捜査に全面的に協力し、悪意ある物に対しては損害賠償を請求する所存である。
とのことです。
詐欺師が悪いが「Paidy社にも問題ある」との意見も
Twitter上では、「Paidy翌月払い」のシステムについても問題があるという声が多く上がっています。
「Paidy翌月払い」は、先述の通り携帯電話番号とメールアドレスのみで登録が可能です。このことに対して
「Paidyは年齢確認くらいするべきだし、商品配送先の住所に請求書が届くのはおかしい」
「販売店側もPaidy利用時にギフト配送ができるのは問題だ」
といった問題があり、セキュリティに関する問題点が指摘されています。
Paidy社や、「Paidy翌月払い」が使用可能な店舗には、早急な解決策が求められます。
注意点&アドバイス
「Paidy翌月払い詐欺」は、フリマサイトなどの情報を見ただけでは完全に区別することはできません。
Twitter上では、メルカリで評価0かつアカウント名が「日本人の漢字の名字のみ」や「アルファベットの大文字4~5文字の羅列」など、怪しいアカウントの見分け方がツイートされています。
また、有効な手段としては、メッセージ機能を使い出品者ときちんと連絡を取り、実物の写真を見せてもらうことが考えられます。
インターネット上で拾った写真を流用している場合はGoogleの写真検索機能などを活用するのもいいでしょう。
[via:ねとらぼ調査隊]
https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/5166/
ネットの反応
https://twitter.com/carjapan5/status/1215780285784059905
詐欺師がPaidyを自分のメールアドレスと電話番号で登録
↓
詐欺師はメルカリに適当な商品を出品
↓
詐欺師は送付先を購入者にしてPaidy使って購入
↓
詐欺師は購入者からメルカリで代金受け取る
↓
詐欺師は商品の代金をPaidyに払わないため、Paidyはメルカリ購入者に請求を行う— kudzu (@kudzu) January 14, 2020
ようはメルカリで代金を支払ったのにさらにpaidyでも支払わされるという、二重にお金を取られる詐欺なのね。出品者はメルカリ分の儲けが出ると。よく考える…
— Hanaca (@mocaful) January 14, 2020
・ちょっと何言ってるかわかんないです
・Paidyの仕組み、おかしすぎないか?
・なんか詐欺に使ってくれとしか思えないような制度だな?
・ネットでのお買い物がめちゃくちゃ多い人は、しれっと二重請求になってても気が付かないままかも…。コワイな!
・メルカリは犯罪の温床だな
・不正取引の実験場w
・メルカリが悪いというよりPaidyが住所氏名と電話番号だけで使えてしまうのが危険という話。
・送付先に支払いを求めるってところからしておかしな話やな
・メールアドレスと携帯電話番号のみで決済←こいつが払わないと商品送付先に請求ってなんだこの糞システム
・住所と氏名と電話番号さえ分かっていればそいつになりすましたしてPaidyで後払いができるってことやん
・最初の登録は、携帯電番号でのSMSだけで出来るから、誰でも登録できて、携帯番号所有者と、請求先が別人でもなんの問題もないからな 足のつきにくい飛ばし携帯電話番号を持ってれば、やりたい放題
・ちゃんと登録時に身分確認させないとな
・こういうのがあるから個人間で売り買いしたくないんだよ アマゾン最高
>AmazonにもPaidyは入り込んでるよ
・簡単に調べただけで、知ってる人が多そうなとこだけで、メルカリ、楽天ラクマ、Amazon、ヤマダ、ビック、JTBとかがpaidy使える
・やってることクレカとかわんねーのに本人確認SMSだけとか信じらんねーザルさだなw
・契約者本人の承諾無しで、売買契約が結ばれているので違法 これ簡単に言えば、ネット押し売りだからね
・被害にあっても支払う義務は発生しないってことよね?
>現時点では、経産省、東京都、関東財務局がpaidyに許可出してるので一応合法扱いなので、支払い義務が発生してる
・お役人様の腐敗っぷりが狙われたのか…
・3、4年前からヤフオクで同じ様な詐欺多発してたから対策したろ なんで後発のメルカリが同じ事やってw しかも許可出したのかw
・paidyが利用契約してない個人に請求できる根拠ってなんなん?
>わからない、公式HPみても書いてないし、この会社は何を根拠に事業を行ってるのか
・今のうちにpaidyで買い物しとけば支払い義務無視できるやつやん どーせ間もなく倒産
・大半のサイトはもう中華の詐欺の温床だろ 登録厳しいとこ以外の利用はやめとけ
・とりあえず本人名義のクレジットカード登録か銀行口座登録必須にすればいいんじゃない?
>クレカ登録ならクレカ使うだろw
・しかし、忘れた頃に詐欺師を助長するかのような物が出てくるよなあ
・ちなみにこのサービスを始めたのがラッセル・カマーって外国人が日本で始めたんだけど、その時に60億もの資金集めていて、そのうち46億を伊藤忠が出資してる
>さすがの新生銀行ブランド
>色々と胡散くせぇ!
・早急にシステムを見直して改善しないと、詐欺被害が増えますね…