リオ五輪に出場、陸上女子5000mの決勝へ進出した上原美幸選手が1月10日にツイートした内容が話題に。
https://twitter.com/soraooooo225/status/818612925900341248
上原選手がツイッターで公開した画像は、日本卓球協会ドーピングコントロール委員会 委員長 松尾史朗氏から『2017年1月からの世界アンチドーピング機構 ドーピング禁止表に変更について』という通達文。
それによると、「南天」を用いた「のど飴」が世界ドーピングアンチ機構の禁止薬物に指定されたようで、上原選手は「龍角散も禁止なったのは衝撃的」とツイートしている。
【概要】
ネットの反応
・ドーピングになるのかw
・喉いてーと思っていたら、龍角散のど飴がトレンド入りしていたw
・アスリートは風邪も引けなくて大変だな…
・やばい毎日舐めてるわ……w
・浅田飴も龍角散も駄目だったら私生きていけない…
・えっ…わしアスリートになれない……(重度の龍角散中毒
・毎朝えへん虫が酷いから龍角散キメて出勤するんだけど(´゚ω゚`)
・附子と細辛と麻黄は言われればそんな気もするけど。南天は完全に盲点
・立川志の輔さんもこれにはびっくり(´・ω・`)
・龍角散のどあめ禁止薬物指定 パワーワード感ある。
・PM2.5対策で中国人も爆買いしていく龍角散までも…
・やはり龍角散はドーピングだったか…。毎日龍角散キメてるけど、キメてない日は調子悪いもんな…。
・あれを舐めると最後まで体力がもつとか?4回転が楽に回れるとか?
・果たして本当に適切な処置なんだろうか?何もかも意図的にドーピングでラクしようとする馬鹿が居るせいなんだよなぁ。真面目にやってる選手がワリ食うのは頂けない。
・龍角散よりプロポリスのど飴の方が効く。あと本当に喉痛い時はのどぬーるスプレー的なものは使ってはいけない。逆に声が出なくなる
・龍角散のど飴の威力知っちゃうともう他ののど飴じゃ満足出来なくなるよね
・南天のど飴の「俺は?なぜ俺はトレンドに入らないんだ?」という心の叫びが脳内にこだまする。
しかし、事実誤認のデマだった!
日本卓球協会ドーピングコントロール委員会は昨年(2016年)12月28日、1月1日より新たにドーピング扱いに指定される禁止物質に関して注意喚起のための情報発信を行いました。
これによると、「ヒゲナミン」が含まれる「南天」入りののど飴は使用禁止に。
ところがこの情報を見て、「龍角散のど飴」に南天が含まれると勘違いしてしまった人がSNSに投稿。誤情報は瞬く間に広がり、大手まとめブログなどでも記事化される事態に。
ヒゲナミンは南天以外ではゴシュユ(呉茱萸)、ブシ(附子)、 サイシン(細辛)、チョウジ(丁子)にも含まれますが、「龍角散のど飴」の成分にこれらはどれも入っていません。
龍角散はねとらぼの取材に対し、「龍角散のど飴」にはヒゲナミンは一切含まれていないためドーピングには当たらず、また、「龍角散が販売する製品にヒゲナミンを含むものは1つもない」とコメントしています。
[via:http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1701/11/news072.html]
龍角散が公式に否定
[via:https://www.ryukakusan.co.jp/news/detail/160/jp]
ってことは「南天のど飴」は!?
常盤薬品の「南天のど飴」には「南天実」の乾燥エキスが配合されているので、こちらはドーピング扱いになるようだ。
一時自主回収も[2016/1/19]
常盤薬品工業(大阪市)は2016年1月19日、「南天のど飴」と「常盤のど飴」を自主回収すると発表した。原薬の製造工程で、国の承認を受けていない成分を使用していたため。成分は健康食品などで広く用いられており、食べても健康への影響はないという。
[via:http://news.yahoo.co.jp/pickup/6188159]
※2016年8月から販売再開。
南天って!?
古くからせき止め薬として使われてきた生薬、「南天実」。
「難を転ずる」として、縁起の良い木とされてきた南天。大陸から渡来したと言われるその実は、「o-メチルドメスチシン」を多く含み、せき止め効果の高い生薬として、古くから利用されてきました。
現在ではその効果を厚生労働省から認められ、医薬品の有効成分のひとつとして定められています。
[via:http://nodoame.jp/about/|南天のど飴公式HP]