「『ドラえもん』はフランスで放送禁止になっている」。作家の辻仁成さん(56)がラジオ番組でこう発言して、どこまで本当なのかと波紋が広がっている。
辻仁成さんは、仏パリを拠点に創作活動を続けており、その生活ぶりについて、2016年3月3日未明放送のTBSラジオ「爆笑問題カーボーイ」で語った。
辻さんの発言があったのは、爆笑問題の太田光さんから、ドラえもんについて「フランスでも人気あったりするんですか?」と尋ねられたときだ。
「あ、ドラえもんはダメなんですね。放送禁止ですから」
太田さんが「なんで?」と聞くと、辻さんは、フランスの教育委員会が
「あんなドラえもんみたいなヤツがいたら、子供が成長しない」
と言っていると説明した。
太田さんは、「マンガじゃねーかよ」と驚いたが、辻さんは、フランスでは、代わりにユーチューブで見ているとした。フランス人は日本のアニメが好きだというが、ドラえもんを知らない人は多いというのだ。
子供の教育に悪い理由としては、「子供が困ったときに、何でもドラえもんに助けられて、次々に何か出されたら困る」といったことだと辻さんは話した。
これに対し、爆笑問題の2人は、納得しない様子だった。ドラえもんについて、「自分で努力しなさいよ、みたいなのが裏テーマとしてある」「感じさせてるからね、ドラえもんは」と指摘し、「そこをちゃんとね、伝えれば良いのにね」と感想を漏らしていた。
この放送部分は、ネット上で大きな反響を呼び、次々に疑問や反論が書き込まれた。
「むしろ安易に道具に頼るとしっぺ返しくらうって話が多いわ」
「観たあとにドラえもんのいない現実に戻ってくるところまでが教育なのに」
「じゃあスーパーヒーローとかもダメじゃん」
もっとも、「お国柄によっては分からなくもない」「すぐ頼るのは日本的だしな」「これは30年くらい前、実は日本でも言われていた」と理解を示す声も一部であった。
ところで、ドラえもんがフランスで放送禁止になっているというのは、どこまで本当なのか。
アニメについては、フランスでも2014年4月から子供向けの地上波放送「Boing」で流されていたというのは分かっている。フランス在住日本人のブログなどを見ると、03年にも短期間だけアニメ放送があったというが、未確認情報のままだ。
16年2月には、パリのセレクトショップでドラえもんグッズが発売されたといくつかのメディアが報じており、フランス人にもドラえもんのファンはいるようだ。
外務省の西欧課では、「フランスでも、アニメが放送されたとは聞いています。ただ、ほかのアニメに比べて人気がなかったということでした」とJ-CASTニュースの取材に答え、放送禁止については、「そのような情報は聞いていませんので、わからないです」とした。
そのため、テレビアニメを手がけたテレビ朝日に取材したところ、「フランスでは、キッズ向けのチャンネルで現在も放送しています。放送していなかった時期もありますが、放送禁止という事実はありません」と宣伝部の答えが返ってきた。
[引用/参照/全文:http://www.j-cast.com/2016/03/03260336.html]
我慢デキナクテ部屋デ糞ヲシタラ
部屋中二スッパイ臭イ充満シタヨ