今年も3月11日「黙祷なう」論争が大荒れのツイッター

2014/03/12

3年前の2011年3月11日14時46分18秒。東日本大震災が発生し1万5884人の尊い命がなくなりました。それに合わせ毎年この時刻に「黙祷」をささげる声が高まっており、ツイッターでは「黙祷なう。」とつぶやくことが礼儀とされております。そもそも黙祷とは黙って祈りをささげるはずなのに、キーボードをたたいて黙祷になるのか？という疑問もあり、毎年問題となっております。

黙祷なうのきっかけは一人のユーザが提案したツイートが拡散したことによるものだった。2年前の3月5日のことだった。「来週の 3.11の2時46分から一分間は黙祷としてツイートしないようにしませんか？自分の勝手な考えですが、協力してくれる方は RTお願いします。」とつぶやいたところ多くの反響を得た。

そこで多くの賛同者があらわれ「黙祷なう」を行うこととなったが、反面それ自体に意味があるのかという反発もあった。

※以後このユーザはツイートを殆ど消し「黙」に徹しております。

ちなみに黙祷とは

『黙』・・・だまる
『祷』・・・祈る

であり、黙祷なうとタイピングした場合それを行えない可能性があり、ただ単に「自己満足」で終わってしまう恐れがある。そのため「黙祷なう」とつぶやく方は上記を踏まえ行動したほうが良いのかもしれない。

もちろん、黙祷をしなくても被災者のために祈ることができれば、祈りが届けばそれが一番なのであるが、やはり新しい風潮には当然「ものいい」がついてしまうようだ。

―14時46分に「黙祷なう」拡散「あけおめ」超える

14時46分「黙祷なう」が徐々に増え始め、14：46には瞬間ツイート54906件、15：00には76050件（YAHOOリアルタイムによる）に上った。

※ただしTwitter社の正式なカウントではなく、そもそも数字を争うものでもないためあくまで参考程度にしていただきたい。

「黙祷なう/黙祷」の状況
14：00　80件を突破
14：15　125件を突破
14：42　田村淳がフライング「黙祷」
14：40　130件突破
14：46　市のサイレンが鳴る　54906件達成！
15：00　76050件となる

「良い」「悪い」は別として日本が一つになり祈りをささげるという行為自体が重要であり、この方法もある意味そのうちの1つの手段であるといえるのかもしれない。