米サンディエゴに住む5歳の少年が、ゲーム用インターネットアカウントのセキュリティー問題を発見して父のアカウントに侵入することに成功し、業界の注目を浴びている。
話題の主はクリストファー・フォンハッセル君。米マイクロソフトが展開するゲームサービス「Xboxライブ」のアカウント破りに成功した。
父のロバート・デイビスさんは昨年12月下旬、息子がデイビスさんのアカウントに無断でログインして、大人向けのゲームをしているのを発見。やり方を尋ねたところ、アカウントに不正侵入して見せたという。
クリストファー君が発見したのは、まず父のアカウントのログイン画面で誤ったパスワードを入力し、パスワード確認画面が表示されるとスペースキーを連打して「Enter」キーを押すという方法だった。
デービスさん自身、インターネットセキュリティーに携わる専門家。「たった5歳でぜい弱性を発見してそれを理解するなんて、すごいことだと思う」と目を細める。
クリストファー君はゲーム機のほかにも、スマートフォンのロックをかわす手段を見つけるなど3~4種類の「ハッカー」の手腕を発揮しているという。
マイクロソフトはデイビスさんから連絡を受けて脆弱性を修正し、同社製品の安全対策に貢献したセキュリティー研究者の一覧にクリストファー君の名を明記した。クリストファー君はゲーム4本と50ドル(約5000円)、「Xboxライブ」が1年間利用できる特典を贈呈された。
[cnn]
http://www.cnn.co.jp/tech/35046195.html
テンダネス