米ウィスコンシン州で小型機同士が空中で衝突し、1機が墜落する事故があった。両機には合わせて11人が搭乗していたが、幸いなことに乗客は全員がスカイダビングの愛好者だったため、パラシュートで脱出して無事だった。
地元消防局によると、ミネソタ州との州境に近いウィスコンシン州スペリオルで2日夕、多人数で隊列を作るフォーメーション・スカイダイビングのため接近して飛行していた2機が衝突した。
先頭を飛行していた小型機のパイロットは、この衝撃で大きな爆発音が聞こえ、フロントガラスが砕けたと消防署に通報。同機は空中で炎上し、機体はバラバラになって墜落した。
しかしパイロットと乗客のスカイダイバー4人はパラシュートを使って脱出し、全員が無事だった。
後続機でも、スカイダイバーの乗客5人は全員が脱出してパラシュートで降下。パイロットは機体を滑走路に無事着陸させた。滑走路上で、墜落機から脱出したパイロットを乗せて安全な場所に運んだという。
墜落機のパイロットは顔面などから血を流し、片手を衣類でくるんでいたが、意識ははっきりしていたという。ほかにも1人が軽傷を負った。
スペリオルのスカイダイビングクラブのフェイスブックには、「スカイダイバーとパイロットは、極めて現実離れした体験をした。生き延びられた幸運に感謝している」とのコメントが掲載された。
[cnn]
http://www.cnn.co.jp/usa/35039396.html?tag=cbox;usa
全員助かってよかった