ソニーは米国で、頭部にセンサーを取り付けて血圧や脳波などを測定する「スマートウィグ(かつら)」の特許を申請した。
特許申請書類には、視覚障害者が助けを借りずに目的地にたどり着くためのナビゲーション機能など、スマートウィグの実用的な用途が多数記載されている。
無線LANや無線受信機と連動させればゲームを楽しむこともできるという。特にバーチャルリアリティー(仮想現実)などのファンには歓迎されそうだ。
米グーグルのめがね型端末「グーグル・グラス」や韓国サムスン電子の腕時計端末など、業界では身体に装着できる「ウェアラブル技術」に注目が集まっている。
ただしソニー欧州法人の広報によれば、スマートウィグはまだ「基礎的研究の段階で、商品化するかどうかは未定」だという。
ソニーは家電業界が急速に変化する中で、米アップルなどが打ち出してくる革新的な製品を相手に苦戦を続けている。
[cnn]
http://www.cnn.co.jp/tech/35040698.html