北朝鮮の金正恩党委員長が登場するわいせつ映像が存在するという仰天情報が飛び込んできた。にわかに信じがたい話だが、噂が広まったきっかけは、北朝鮮当局が下したある機器の使用禁止令だった。
女子大生を襲った悲劇
北朝鮮では、「ノートテル」という中国製の携帯型メディアプレーヤーが普及している。DVD、VCD、USBメモリを挿入すれば、世界中のドラマ、映画、バラエティが楽しめる。値段も、1台400~600人民元(約6750円~1万円)と手頃だ。
ノートテルを通じて、外国映像、とりわけ韓流ドラマが平壌などの大都市だけでなく、農村にも広がっている。最近では、韓国で作られた英語教材が見られるという理由で高校生、大学生の間でも人気だ。
「すぐに使える3分英語」「1日1分上級英会話」などと言った英語学習用のコンテンツが大人気だという。
しかし、外国映像はあくまでも違法であり、映像視聴や所有が発覚すれば、ただではすまない。実際、今年4月には韓流映像ファイルをめぐって女子大生に悲劇が起きていた。
今年1月には、「米国映画を見た」という罪状で、高校生の男女15人が公開裁判かけられた。現地の情報筋によると、公開裁判にかけられたのは16歳と17歳の少年・少女たちだった。
こうした中、北朝鮮当局は、今年6月からノートテルを含むメディアプレイヤーの輸入を制限。
8月には発見しだい没収する措置を取るようになった。ただし、理由は外国映像ではなく、金正恩氏に関わるスキャンダル映像が出回ることを防ぐためだという。
金正恩氏の前で半裸の女性が?
米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、そのスキャンダル映像とは「旺載山(ワンジェサン)軽音楽団舞踊CD」。
RFAによると、この映像は、金正恩党委員長の目の前で、軽音楽団のメンバーが半裸で踊っている内容だという。
制作経緯や流出経路は定かではないことから、噂の域を出ないが、これが事実だとするならば、当局が躍起になるのも腑に落ちる。
半裸の女性を見ながら、デレデレになっている金正恩氏の姿が映像に写っているとするならば、さらなる権威の失墜は避けられないからだ。
真意は不明だが、過去にも、金正恩氏の夫人である李雪主氏が所属していた銀河水楽団の楽団員が、淫乱映像スキャンダルに関わったという噂が広まったこともある。
これまでも、正恩氏の「秘密情報」が外部に出回ることはあった。
こうした噂が出る最大の理由は、北朝鮮の極めて閉鎖的な情報統制にある。曖昧な理由で、箝口令を敷いたり、禁止令を出すことから、北朝鮮庶民は、逆にその理由と背景に興味を持つ。
挙げ句の果てには「最高尊厳(金正恩氏)が絡んでいるから、当局は躍起になっている」と推測し、それがまた拡がるーーつまり、金正恩氏が、自らスキャンダルの種を蒔いているとも言える。
[via:http://news.livedoor.com/article/detail/12003776/]
元オウム教の教祖に似てるね。