ナチスドイツが開発したベルトのバックル型の銃を所持していたとして、神奈川県警は7日、同県座間市立野台、土木作業員和田元弘被告(47)(銃刀法違反で起訴)を、銃刀法違反(加重所持)と火薬類取締法違反の両容疑で横浜地検に追送検した。
県警によると、バックル型の銃が押収されたのは全国でも珍しいという。
発表によると、和田被告は昨年10月30日、自宅でバックル型の銃1丁(長さ約14・5センチ、口径7・62ミリ)と実包1個などを所持していた疑い。発射可能で殺傷力もあるという。調べに対し、「自分のものです」と話し、入手先についてはあいまいな供述をしている。
バックル型の銃は、ナチスドイツが第2次世界大戦中、高級将校らの逃走用の武器として開発したとされる。
[読売新聞]