昨年11月、18歳未満の少女とみだらな行為をしたとして、児童福祉法違反の罪に問われた茨城県牛久市ひたち野東の元茨城県警警部補の男(46)に7月、懲役3年(求刑懲役3年6月)の判決が下った。
妻子のいる身で男が手を出したのは、県内に住む当時15歳の少女。
警察官と、立ち直り支援の対象者として出会った2人に、一体何があったのか。検察、弁護士、そして哀れな男の言葉に、法廷中が耳を澄ませた。
少女との出会い
短く切りそろえた髪に、たくましい体躯(たいく)。頼れる警察官ともいうべき風貌のこの男は、6月23日に水戸地裁で行われた初公判で、罪悪感に声を詰まらせながら、こう語った。
「弁解の余地もない。警察への信頼も失墜させてしまいました」
男は平成5年4月に茨城県警察官を拝命。24年4月から県警つくば中央署に勤務し、27年4月に同署生活安全課の少年係長となった。
業務として非行少年や犯罪被害を受けた少年らの立ち直り支援を行っており、その中で同年9月、少女と出会った。
家出をして性犯罪の被害を受けたことのある少女。男は少女のサポート担当となり、連絡を取ったり相談に乗ったりしていた。
10月ごろから少女が学校に通うようになると、車で送迎するようになった。週に2~3回顔を合わせていたという。
「当時は恋愛感情がありました。向こうにも恋愛感情があると思っていた」
男は被告人質問でこう語った。
「いいよね…」
初めてわいせつな行為に及んだのは11月上旬ごろ。
「もうすぐ16歳になるから、いいよね」
男はそう言って少女を求めた。送迎の車の中だった。検察によると、少女は調べに対し「まずいと思ったが、態度が悪いとまた保護施設に入れられるかもしれないと思った」と話したという。
11月17日は、少女を学校に送る途中だった。
「ラブホにする? 行って、見てみよう」
男は少女をそう誘った。2人はホテルが立ち並ぶいわゆる「ラブホ街」を回り、その中の1軒に入った。午後2時10分ごろ入室、午後3時50分ごろに退室した。
男は12月中旬までに、少女の自宅でもわいせつな行為を行ったほか、送迎の車内で少女にキスを求めたり、体を触ったりした。
男は検察の調べに「命令や無理強いしたことはなかった。徐々に親密になり、肉体関係を持つに至った」と話したという。
外された担当
それまで流されてきた少女はついに行動を起こした。
12月18日、県警少年サポートセンターを訪れ、職員に「(男から)電話やメールが頻繁にきて困っている」と相談。
わいせつ行為については相談しなかったが、職員は少女から男に「恋愛感情はないので、もうメールをしないで」という内容のメールを送らせた。
少女が相談したことにより、男は少女の担当を外された。
しかし、両思いだと信じて疑わない男は、今年1月中旬ごろから再び電話やメールを送るようになり、少女のことを思いながら自慰行為をしていると伝えることもあったという。
2月中旬には再度、わいせつな行為を行っている。
検察によると、男は昨年10月~今年2月の間に4回、少女と性行為を行った。驚くべきは、男がその際1度も避妊具をつけていなかったことだ。被告人質問で男は理由をこう説明した。
「(避妊具を着用して)実際に行為に及ぶと、萎えてしまうから」
そもそもなぜ男は少女という誘惑に負けてしまったのか。
男は「当時は初めての内勤で、自信をなくしかけていた。妻も子供のことで大変で、会話の時間が取れなかった」ために精神的に弱っていたと説明。「普通の人より性欲が強いかもしれない」とも語った。
3月上旬、県警本部の女性警察官が少女の近況を確認した際、少女は性行為があったことを申告。県警は4月8日、男を逮捕。28日付で男を懲戒免職処分とした。
気丈に振る舞う妻
男の犯行を知った少女の母親は「体を目当てに近寄ってきたのかと思うと、悔しい。悲しい気持ちでいっぱい。まさか警察官に裏切られるとは思わなかった」と話したという。
一方で男を受け入れ、支える存在もある。証言台に立った男の妻は取り乱すことなく、離婚せずに男を監督すると約束した。
「逮捕された当時は怒りや絶望がありました」
妻はこう振り返りながらも、こう述べた。
「子供もいますし、普段はいい父親で、私にも優しかった。今まで築いてきた信頼もある。私がしっかり監督しながら生活していこうと思います」
男が行ったのが重大な裏切り行為なのは言うまでもない。妻も決して許しているわけではないだろう。それでも「やってはならないことをしたと、本人が一番分かっているはず」と語った妻。
こんなけなげな妻がいながら、少女に手を出した男の気が知れない。
県警が隠蔽?
この事件をめぐっては県警の対応も問題となった。
県警は4月28日、記者会見で男の懲戒免職処分を発表した際、「少女の担当から(男を)外してからは、接触する機会はなかった。接触しないように指導していた」などと説明。
しかし、実際には男は担当を外された後も少女に電話やメールを繰り返し、接触もしていた。
県警は同月30日報道各社に電話し、「説明不足だった。隠蔽するつもりはなかった」などと釈明した。
男には2人の幼い子供がいる。弁護人が「事件のことを子供が知ったらどう思うだろうか」と尋ねると、男は「軽蔑するでしょうし、悲しむと思います」と声を絞り出した。
警察官として、夫として、そして父親として、あらゆる信頼を失ってしまったこの男。快楽はひとときだったが、贖罪(しょくざい)は一生がかりだ。
男は一審判決を不服として、今月8日付で東京高裁に控訴した。
[via:http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/160811/evt16081117300003-n1.html]
逮捕時の記事[2016.4.8]
45歳警部補、支援活動で担当の15歳少女とみだらな行為容疑
茨城県警は8日、少女にみだらな行為をしたとして、児童福祉法違反の疑いで、つくば中央署生活安全課の警部補間中健一容疑者(45)=茨城県牛久市ひたち野東4の33の51=を逮捕した。
県警によると、間中容疑者は少年係長で、県警が実施している立ち直り支援活動で昨年、少女の担当者だった。「間違いない」と容疑を認めている。
逮捕容疑は昨年11月17日午後、同県土浦市内のホテルで、18歳未満であることを知りながら、当時15歳の少女とみだらな行為をした疑い。
昨年12月に少女から「電話やメールが頻繁に来て困っている」と相談があり、県警は担当から外す措置を取っていた。今年3月に別の職員が少女に近況を尋ねた際、被害が確認された。
荒瀬伸郎警務部長は「誠に遺憾であり、深くおわび申し上げる。捜査の結果を踏まえ、厳正に対処する」とのコメントを出した。
[via:http://www.sanspo.com/geino/news/20160408/tro16040816490009-n1.html]
※容疑者名、およびニュースの検索で画像は一切ヒットしなかった・・・。
自分の子供のような歳だよね〜gkbr
これからもこういう公務員のために税金払うんだよ~
公務員、警察犯罪多いね
それでも犯罪者予備軍税のためだけに税金払うんだよ~
奥さん残念、男見る目なかったね
警察は身内の事件は隠蔽する。