勤務先の保育園で女児の下半身をなめたなどとして、警視庁赤羽署は25日、強制わいせつ容疑で、東京都北区志茂の保育士、福本一稀(かずき)容疑者(22)を逮捕した。
「女児が以前けがをした部分が気になって触っただけで、なめてはいない」と容疑を否認している。
逮捕容疑は9月20日午前11時ごろ、同区の区立保育園内のトイレで、女児(5)の下半身をなめるなどのわいせつな行為をしたとしている。
同署によると、福本容疑者は今年4月に採用され、女児のクラスの担任だった。犯行当時はトイレで女児の下着の着替えを手伝っており、帰宅後に女児が父親に相談して発覚した。
[via:http://www.sankei.com/affairs/news/171025/afr1710250020-n1.html]
『とくダネ!』が母親に取材
容疑者の母親が『とくダネ!』の取材に応じ、「女の子を相手にするうえで色々と問題が起きたら困る。男の保育士は難しいと話し合ってきた。本人もそれを重々承知の上だった。親なので信じていたのですが…」と話す。
本来、女性保育士の職場と見られてきた保育園や幼稚園。その職場へ若い男性保育士が進出するのは本当に適切なのか、波紋を投じている。
容疑者は先月(9月)22日、勤務先の東京・北区の区立保育園のトイレで5歳の女児の着替えを手伝った際に、体をさわったりなめたりした疑いがもたれている。
女児が帰宅後、両親に話したことから、両親が警視庁に被害届を出し発覚。福本容疑者は登園を禁じられ自宅待機中だった。
母親によると、容疑者は次のように母親には話したという。
「女の子なので女性の保育士の先生に声をかければよかったのだが、気を付けていた手がお子さんの体の部分に触れてしまった」
母親がさわったの? と問い詰めたら、「さわったのではなくて触れてしまったので、あっいけないと思った」。
警察の調べに対しても容疑者は「さわったのは事実だが、ケガの具合が気になってさわっただけ。なめてはいません」と容疑を否認している。
しかし、警察では被害を受けた女児の証言に嘘はないと判断し逮捕に踏み切ったようだ。
評判よかった容疑者
母親によると、子ともの時から子どもに関わる仕事がしたい、保育士になりたいというのが夢だったという。容疑者は今春、保育士養成課程のある大学を卒業し保育士の資格を取得。4月からこの保育園に採用され4歳児のクラスを担当していた。
同保育園の保護者の話では「面倒見が良い先生」「何かの間違いじゃないかと思うほど良い先生」と評判は良かったという。
母親は「男の保育士は難しいということをいっぱい話し合った。もしかしたらという不安で眠れないこともあったんです。息子が逮捕されたことで『男の保育士は』とみられることは残念で申し訳ない」と話している。
一男一女の母であるサブキャスターの梅津弥英子アナは次のような指摘をした。
「長男を保育園に入れた時に男の保育士さんだったので喜んだんです。遊びの幅が大きく違ってきますから。
ただ、その時に女の子の親御さんから『えっ、着替えをする介助も男性がやるんですか?』という声が上がったのも事実です。こういうことが起きると男性保育士に対し冷静では…」
職業に男女の差別はないかもしれないが、被害に遭った女児の将来を考えると、きれいごとでは済まされない問題である。
[via:https://www.j-cast.com/tv/2017/10/26312232.html ]