１２日午後０時４５分頃、大阪府河内長野市北貴望ケ丘の路上で、軽乗用車が燃えているのを近くの住民が見つけて１１０番した。

車は全焼し、運転席にいた同市の無職男性（３４）が顔や両手などにやけどを負って病院に救急搬送された。

府警河内長野署の発表では、男性は救急隊員に「車内で制汗スプレーを使った後、たばこに火を付けた」と話したという。制汗スプレーに含まれていた可燃性のガスに引火した可能性があるとみて、同署が出火原因を調べている。

車が燃えたのは幅約６メートルの市道上で、隣接する民家の植木などを焦がしたが、ほかにけが人はいなかった。河内長野市消防本部は「密室内でのスプレー使用後は、換気をしたうえで、火の取り扱いに十分注意してほしい」と呼びかけている。

大阪管区気象台によると、この日の午後１時の気温は、河内長野市に隣接する堺市で３２・７度だった。

[読売新聞]
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130712-OYT1T01390.htm