68回目の終戦記念日を迎えた15日、戦死者が祀られている靖国神社になんと「アンパンマン」が登場し話題を呼んでいる。当初はその風貌から「石破幹事長」ではないか?と言う憶測も飛び交ったが見事にハズレ。正真正銘のアンパンマンコスプレだったという。
しかし不審人物と認識され多数の警備員に囲まれている姿がアップされており、厳重な警戒態勢に正義の味方も思わずたじろいでしまったようだ。
現場に現れたアンパンマンのコスプレ。オフィシャルの物に比べ若干チープには感じられるものの、アンパンマンの特長を見事にとらえており、誰が見ても「アンパンマン」だと認識できるレベルだ。当然のことながら厳戒態勢が敷かれている靖国神社であるので警備員がやってきて職務質問を受けているようだ。この後彼がどうなったのかは不明だが、無事戦没者の追悼を行う事が出来たのか非常に気になる展開だ。
―何故アンパンマンの格好なのか
ではなぜアンパンマンの格好をしなければならないのか。ウケ狙いか?であればアンパンマンでなくとも「初音ミク」でも「巨人」でもなんでもいい。恐らくアンパンマンでなければならない理由があるはずだ。
アンパンマンは自分の顔をちぎりお腹のすいた人たちに食料を与える。作者の「やなせたかし」氏は戦時中の食糧難の厳しい経験から「アンパンマン」を誕生させたとされており、戦争とアンパンマンとは深い因果関係がある。つまりアンパンマンが靖国神社を参拝するという事には深い意味合いがある。
コスプレをしていた方が「やなせたかし」氏へどれだけの思いがあったのかは定かではないが、そういったアンパンマンのスタンスから靖国へアンパンマンの格好をしていった可能性が高い。
我が国が誇る国民的ヒーローも現実世界では「不審人物」とされてしまう現実を、やなせたかし氏はどのように受け止めるのであろうか。
[秒刊SUNDAY]
シンナー?