父親からの性暴力を訴えた女性に、あまりにも無慈悲な判決が下された。
実の娘への準強制性交罪に問われていた父親に無罪判決が言い渡されたことが報道され、非難轟々の状態となっている。
中学2年生の頃から性的虐待
2017年に愛知県内で抵抗できない状態の実の娘(当時19)と性交したとして、父親である被告が準強制性交の罪に問われていた。
報道によると、被害者である娘は中学2年生の頃から性的虐待を受け続けていたことや、専門学校の学費を父親に負担してもらった負い目から、心理的に抵抗できない状態にあったことを、検察側が主張。
これについて、公判で弁護側は「同意があり、抵抗可能だった」と反論していたという。
父親にまさかの無罪判決
裁判長は、性的虐待があったとした上で「性交は意に反するものだった」ことなどを認定。
その後、娘が置かれていた状況、2人の関係性などから、娘が本当に抵抗不能な状況であったかどうかが検討されることに。
その結果、「被害者が抵抗不能な状態だったと認定することはできない」として、先月26日の公判で父親に無罪判決が言い渡されたという。
「絶望しかない」「狂ってる…」
父親からの性的虐待を認めた上でのあまりにも無慈悲な判決に、インターネット上では激しい怒りの声や、司法に対する失望を訴えるツイートが相次いでいる。
「このニュースに絶望している子供たちが全国に何人いるだろう」
「父親から娘へ長年に渡る性虐待を認めた上で『抵抗できたはず』と父親が無罪。到底納得出来ない。この娘さんは父親と司法に二度魂を殺された」
「すみません。この判決、本当におかしくないですか? 狂ってない?」
「というか実の娘に性行為を求める時点でどうして犯罪にならないんだろ」
「この判決は人間が出したものではない。壊れた機械が出した。あまりのひどさに血が沸騰するほどの怒りを覚える」
性的虐待に苦しむ子供を見放すような判決内容に、「絶望した」という声も。
[via:https://sirabee.com/2019/04/05/20162060775/]
“娘と性交”父親が無罪の理由
共同通信によりますと、父親である男性は実の娘が19歳の時に勤務先の会社やホテルで抵抗できない状態に乗じ、娘と性交したとして準強制性交の罪に問われて懲役10年を求刑されていました。
検察側は「中学2年生のころから性的虐待を受け続け、専門学校の学費を負担させていた負い目から心理的に抵抗できない状態にあった」と主張。
弁護側は「同意があり、抵抗可能だった」と反論。
名古屋地裁岡崎支部は、同意については「性交は意に反するもので、抵抗する意志や意欲を奪われた状態だった」と娘の同意はなかったと認定しました。
しかし、抵抗できる状態であったかについては「以前に性交を拒んだ際に受けた暴力は恐怖心を抱くようなものではなく、暴力を恐れて拒めなかったとは認められない」と指摘。
抵抗を続けて拒んだり、弟らの協力で回避したりした経験もあったとして、「従わざるを得ないような強い支配、従属関係にあったとまでは言い難い」と判断。
「被害者が抵抗不能な状態だったと認定することはできない」として、無罪判決を言い渡しました。
子どもの人権問題に詳しい寺町東子弁護士:
「日本の刑法では不同意のセックスが処罰対象ではなく、暴行脅迫を用いて、あるいは抵抗不能の状態に乗じて性交などを行った場合に罪になる。被害者が同意していなかったということだけでは罪にならない。
家庭内の虐待ですと、それまでの積み重ねのなかで抵抗しても無駄と刷り込まれてしまっていたり、抵抗することで暴力を振るわれた経験があったり、もっと強く抵抗した場合に何をされるか分からないという恐怖があったり、支配と従属関係というのができてしまっていることが多い。さらに抵抗がしにくい状況というのがある」
「18歳未満の者に対し、監護者の影響力に乗じて、性交等を行った場合、暴行脅迫がなくても罪になる。(今回の事件の被害者は)18歳未満ではないので該当しない」
一方で、20歳未満は未成年として扱われ、親権者の同意がなければ法律行為はできません。家の契約も携帯電話の契約も親の同意が必要なのです。
「18歳、19歳のお子さんが被害に遭っていて、逃げたいと思っても、家でお父さんからの被害を我慢するのと家出して路上でもっと危険な目に遭うのとどっちがいいかを突き付けられて、(暴行被害を)我慢しちゃうと『受け入れていた』という認定がされてしまう。18歳、19歳の子どもたちにとっては過酷な法的状況だと思います」(同弁護士)
[via:テレビ朝日系(ANN)]
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20190408-00000031-ann-soci
ネットの反応
・日本の司法、大丈夫か?
・考えられないw
・これを無罪にすると世の中大変な事になりますよ
・そもそも同意どうのこうのより近親相姦はダメでしょう!
・なぜ強制性交=暴行にならないのかが疑問。
・これは誰しもが納得できない判決。
・司法が加害者よりじゃなくて、この裁判官が加害者よりなんだよ
・名古屋痴裁
・娘が同意してするはずないだろう?
>意外と同意してパパとセックスする娘がいるという バレてないだけ
・よく実の娘に勃起したよな。
・ママとやったとカミングアウトした同級生いたわw
・スマホで連絡取り合ってやったのなんかみんな抵抗可能じゃん?
・てか同意のうえでなら日本って娘と関係持っても良い国だったんだ。初めて知った。
・抵抗できるのに抵抗しなかった場合、女性側に落ち度があるとする日本の法律はなんなんだろう。
・娘と性交しても無罪になると裁判所がお墨付きをだしました!
・死にものぐるいで抵抗しないと同意とみなされるのか酷え世の中だな
・常識的に考えてアウトなことが、法律でセーフになるというのは、法律に不備がある、ということだ。
・暴力や脅迫があった等と言う事実は認められないし同意あれば危害なしは法の原則。身勝手な感情論で法の原則をねじ曲げることは許されない。
・地裁という裁判官の実験室
国政選挙の際に最高裁判所の国民審査あるけれど、統一地方選挙や都道府県知事選挙とかで地域の高等裁判所や地方裁判所の裁判官の審査やるべき。クビの心配が無いぬるま湯の環境では人の苦しみはわからない。