シリア内戦を調査している在英の民間団体「シリア人権監視団」のラミ・アブドルラフマン代表は23日、読売新聞の取材に応じ、ジャーナリストの安田純平さんとみられる人物が解放されたことについて、カタールが身代金300万ドル(約3億3700万円)を支払ったと主張した。
アブドルラフマン代表は、複数の信頼できる情報筋から得た情報とした上で「カタールは、日本人の人命救助への貢献を国際社会にアピールするためだった」と話した。
「日本政府はテロ組織への身代金支払いは拒否した」とも指摘した。
ラミ・アブドルラフマン氏
安田さんは2015年、シリア北西部イドリブ県で当時のヌスラ戦線に拘束された後、別の過激派組織に引き渡されたとみられる。
イドリブ県の反体制派組織と関係の深いカタールとトルコが交渉し、19日頃に解放が決まったという。
[via:読売新聞]
https://news.nifty.com/article/world/worldall/12213-20181024-50068/
トルコ、カタールとの密約!?
これまで武装勢力から銃を突き付けられた映像が流され、やつれた状況が一方的に動画で流されるばかりで、解決の糸口が見えなかった安田さん。
今回の解放については、2週間ほど前から「解放されそうだ」との情報が流れていた。
10月17日午後には、解放された模様との情報が流れ、マスメディアが裏どりに走ったこともあった。
安田さんの解放交渉には「官邸のテロ対策の特別チームが日本政府の窓口となって当たっていました。政府が頼ったのが、シリアの隣国、トルコとカタール。菅官房長官が記者会見で、解放の情報がカタールから寄せられたというのは、そのためです」(政府関係者)
武装勢力との仲介に、トルコの現地人が派遣されていた。そこでは何度も、身代金要求があったという。
「当初の身代金は何十億円とか言ってましたが、時間が経過するにつれ、金額は下がっていった。最後は数億円とも聞かされた。
しかし、日本政府は身代金を支払わないという大前提があり、交渉はなかなか進みませんでした」(前出・政府関係者)《中略》
「武装勢力もずっと安田さんを拘束していることが重荷になってきたという情報がトルコやカタールからもたらされた。ここがチャンスだと、動いてもらった。9月下旬からは、24時間体制で対応にあたっていた」(前出・政府関係者)
そして昨夜、安田さんが解放されたとカタールからもたらされ、トルコも確認した。
「菅官房長官は先週から、いつ解放されるかとずっと緊張状態だった。解放が伝えられるとホッとした表情で、よかった、よかったとスタッフをねぎらっていた」(自民党幹部)
日本政府は身代金を払わないとしていた。だが、一部の報道では、カタールから身代金が支払われたとの情報がある。
日本も過去、1999年8月キルギスタン南部で日本人技術者が誘拐された際、200万ドルとも300万ドルともいわれる身代金が支払われたのではないかと報じられた。
「今回はカタールが支払ったというんだから、それでいいじゃないか。トルコとカタールが良好な関係。そして、安倍首相はじめ日本と両国もいい関係にあることが無事解放の一番の理由だ。
今度は日本が何かの時に形をかえて、カタールやトルコにお礼をすればいい。杓子定規に払っちゃいけないとやると助かる命も助からない。そこは阿吽の呼吸、“密約”を結んでやったんでしょう。
まあ、何十年かして、歴史が振り返られるようになった時に真相がわかるんじゃないか。とにかく無事でよかったじゃないか」(前出・自民党幹部)
[via:AERAdot.]
https://dot.asahi.com/wa/2018102400034.html
ネットの反応
・本人に返済させろ
・カタールの宣伝行為なんだから返さなくていいだろ
・ついに架空請求が来たぞ
・そもそもウマルは韓国人なんですけど!
・そのままカタールに住んでどうぞ
・中東にいる日本人全員が、歩く3億円になったんだよ
・カタールは人命最優先で善意で立て替えてくれた さあアベはどうする?
・あーあ日本はこの何倍払うことになるやら
・日本政府に裏で頼まれたんだろうな。
・ほとぼりが冷めたころに、お礼をたんまりするんだろう。
・金払って解放なんて悪い例を作るべきじゃなかったね
・プロ人質の身代金を支払うことでカタールにどんな利益があるんだ?
・カタールに借りを作った日本。今度のカタール・ワールドカップではw
・モーニングショー・玉川徹「安田純平に敬意をもちたい。英雄として迎えるべき」 → ネットで批判殺到
コメンテーターの玉川徹氏が次のようにコメント。
「自己責任論は僕は否定しておきたい。ジャーナリストは何のためにいるんだと。ジャーナリストが殺される国ってどんな国なんだって。
民主主義を守ってるっていうのは国や権力の持ってる人が都合の良いように隠したい。でも隠されている物を暴かない限り正確なジャッジができない国民は。
正確なジャッジをするためには情報がいるんです。その情報を取ってくる人達が絶対に必要なんです。それをやってるんですジャーナリストって言う人は」
とジャーナリストはあえて危ない所にいき世間が知らないことを暴くのが仕事だとしている。続いて
「兵士は国を守る為にいます。その兵士が外国で拘束されたあとに国に戻ったときは英雄として扱われる。同じことです。
日本という国は民主主義国家なんだと。その民主主義を守る為にいろんなものを暴こうとしている人達を英雄として迎えないでどうするんですか?
なんですか自己責任論って国に迷惑掛けたってなんですか。その人達は民主主義はいらないんですか?民主主義がいるのであれば敬意を持って迎えるべきだと思います」
と安田純平氏を英雄として迎えるべきと激論。
[via:http://gogotsu.com/archives/44195 ]