「単なる占いのようなもの」と思われがちだった血液型診断だが、最近ではその科学的研究も注目を浴び、会社の人事やビジネスにもこの診断が取り入れられるケースが見受けられるようになってきた。
『人生の9割は血液型で決まる!』(世界文化社刊)の著者で、これまで20数年もの間、多くの人に対して「血液型と性格・性質」について研究を行なってきた小萩喜一氏が語る。
「本来、幸せの道は無数にありますが、私が血液型研究で確信したことが一つあります。それは、人は人生においてたくさんの経験をし、試行錯誤を繰り返し、やがて満足できる道を見いだす。人は何歳からでもやり直せますし、その道のり自体は価値あるものです。しかし、心から満足できる道にたどりつくのは、人生の中で早いほど幸せだ、ということなのです。もともと自分の中にある血液型という羅針盤が示すベクトルに従うことで試行錯誤の時間を短縮でき、人生を一瞬で変えることさえできるのです」
小萩氏は、まずは血液型別の特徴についてこう説明する。
「太古の昔、人類はみんな狩猟採集生活を営むO型だったといわれています。その後、農耕生活が進むなかでA抗原を持つA型が生まれ、放牧生活のなかでB抗原を持つB型が生まれた。そしてA型とB型の交配が進んで、AとB両方の抗原を持つAB型が生まれました。O型は他の血液型のように抗原を持っていないため、型にとらわれず、無限の可能性を持っているのです」
それだけにO型の人には並外れた学習能力があり、体力やパワーも他の血液型よりはるかに強い人が多い。また、社長やリーダーの立場になっても、職人的な面を持ち続けるのも特徴だ。
「成功する職業は実業家、政治家、冒険家など。会社員なら営業職やサービス業。競い合う相手やチャレンジする対象があり、自分の力を注ぎ込める仕事には強さを発揮します。サバイバルゲームを勝ち抜くことにおいては、O型は並外れた能力を発揮するのです」
何歳からでも躊躇なく新しいことにチャレンジできる気質を持っている。それだけに、もしO型の人が、「年だから」とか「もう気楽に生きようかな」などと考え始めたら人生終わり。常に前進あるのみ。
[ポストセブン]