「WU」「TU」は「WA」「TA」に変わるのか。何のことか分からない? ではヒント。「諭吉さん」は「栄一さん」に変わるかも。
いずれもインターネット上で使われていた、または使われている援助交際の“隠語”だ。
諭吉は、もちろん福沢諭吉のことで、1万円を指す。諭吉→U吉→Uなどと変化し、WUはダブル諭吉の略で2万円、TUはトリプル諭吉=3万円というわけだ。
ちなみに、諭吉さんは「諭吉3」で3万円。
その1万円の“新札の顔”が2024年度上期をメドに、福沢諭吉から渋沢栄一になると、正式に発表された。
「1984年から福沢諭吉で、すっかり『諭吉』に慣れているのでどうなるか分かりませんが、新札が出たら、渋沢栄一をもじって『渋煮(2)』『渋参(3)』なんて隠語が出回るかもしれませんね。
栄一から『A1』とか、それこそ『WA』『TA』も考えられなくはない」と話すのは、援助交際事情にも詳しい犯罪ジャーナリストの田代篤氏だ。「ただし」とこう続ける。
「援助交際で使われている隠語は、警察も補導した少女などから聞き出して“最新版”まで把握しています。
警察とのいたちごっこでさまざまに変化してきましたが、サイバーパトロール班が常に“監視”しているので、それを警戒してか、“文字”の隠語は使われなくなりつつある。
パトロールの網に引っかからないように、最近は絵文字が増えていますね。『諭吉』の代わりに紙幣の絵文字を使ったり、ピースマークの絵文字は2万円といった具合です」
その方が“検索”にも引っかかりにくいというわけ。
「いわゆる出会い系サイトを介した援助交際は、悪質業者やサクラを嫌って激減し、SNSをゲリラ的に使った“直接取引”が増えています。そのうえ絵文字を多用されると、ますます取り締まりが難しくなります」(捜査事情通)
まさにいたちごっこで、諭吉が栄一になったからといって「WU」が「WA」になるとは限らないようだ。
渋沢栄一といえば、日本の資本主義の父と呼ばれる実業家のイメージが強いが、養育院の院長も務めるなど慈善、救済事業にも取り組んだ。それを援助交際の隠語に使われたら、本人もやり切れないだろう。
[via:日刊ゲンダイDIGITAL]
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/lifex/251659
代表的な援交隠語
・JK、JD
女子高生、女子大生の意味
・佐保、サポ
サポート、援助交際の意味、「佐保募集」、「サポして」といった使い方
・¥、円
えん、援交の意味、このような表現をする場合もある
・苺、WU、TU
一万五千円、二万円(ダブル諭吉)、三万円(トリプル諭吉)の意味。お金の話をする際に使う
・ホ別
ホテル代は別、援交の料金とは別に、ホテル代は男性が負担するという意味
・ゴ有、ゴ付、G有
ゴム(コンドーム)ありのエッチという意味、ゴ無、ゴ無、G無は逆にゴム無しという意味で、ゴム無しでの援交の方が料金が高くなる
・生中、中田氏
ゴム無しのエッチOKという意味
・本番
エッチするという意味
・プチ、プチ援
完全な援交という形ではなく、ちょっとした援交の際に用いる言葉。例えば、フェラチオのみであったり、手コキのみの援交。
・口割り
フェラのこと。
・神待ち
家出中の女性が男性からの救いの手を待っている状態のことを指す。家出中の女性が食べ物やお金と引き換えに援交する場合もある。「ネ申」
・意味分かる方
「援助交際を希望していると分かってくれる人」という意味で、援助交際の相手を探す際に掲示板などに添えられる言葉。
【関連リンク】
【GIF】援交JKに中出ししようとしたらマジキックw