幼い我が子と一緒に寝ているというパパママ、その行為は見直してみる必要がありそうだ。英国で行われた最新の調査によると、親と一緒に寝ている乳児は急死するリスクが5倍も高いことが判明したという。しかも、すべての親が赤ちゃんと寝るのをやめるだけで、同国だけでも年間約120人の幼い命を救うことができるそうだ。
・生後3カ月未満は特に要注意
ロンドン大学衛生熱帯医学大学院のボブ・カーペンター教授は、ヨーロッパやオセアニア諸国から集められたデータをもとに調査を行った。すると、親と一緒に寝ている乳児は急死する確率が5倍も高くなっていることが判明。その要因のひとつとして不慮の窒息死があげられ、特に生後3カ月未満の赤ん坊は要注意だという。
・乳幼児突然死症候群(SIDS)
教授が調査したデータには、約1500件もの「乳幼児突然死症候群(SIDS)」のケースも含まれている。SIDSとは、健康だと思われた乳児が特に何の前兆もなく突然死に至るというもの。確かな原因については未だ解明されていないものの寝ている間に起こることが多いため、教授は「親と一緒の布団で寝ることもSIDSと無関係ではない」とみているようだ。
実際のところ、今回の調査では、SIDSで死亡した乳児の22パーセントが親と寝ているときに亡くなっていたことも明らかになっている。
・親と同じ寝室にベビーベッドを置き仰向けに寝かせると良い
このような乳児の睡眠中における死亡リスクを減らすため、教授は「親のベッドの横にベビーベッドを置き、仰向けに寝かせると良い」とアドバイスしている。英国内だけでも年間約300人の乳児がSIDSで亡くなっており、このうち親が赤ん坊と寝るのをやめるだけで40パーセント、つまり120人の命を救えると教授は試算している。
日本でも親子が川の字になって寝るのはよくある光景だろう。それで元気に育ってきた方にとっては驚きの調査結果かもしれない。しかし、寝ているときは親でも気付かないことが起こりうるため、決して軽視できない問題ではないだろうか。
[ロケットニュース]
http://rocketnews24.com/2013/05/23/331532/
要は、気を付けましょうてことね。
大人用と乳児用の布団は硬さが全然違うから。
大人用のやわらかい布団に一緒に寝せるのは危険。やわらかいので顔周辺が沈むし、苦しくなって顔を動かそうとしても柔らかい布団の上では力のない赤ちゃんは呼吸の確保が難しくできず死んでしまうことがある。