「悪いと思ったら “ごめんなさい” と、ちゃんと謝りなさい!」と小さいころから親にしつけをされた人は多いだろう。「ごめんなさい」の一言があるかないかで相手の気持ちも随分違うと思うが、恋愛においてこの言葉は、それほど効果を発揮しないことがある調査によって判明した。
・謝るだけではダメ
この調査は、米ベイラー大学の神経科学・心理学部のキース・サンフォード准教授によって行われた。対象になったのは455人の既婚者で、年齢層は18歳から77歳、結婚期間は1年未満から55年間だ。彼らにそれぞれ、夫婦間のケンカに対する理想的な解決法のリストを作ってもらった結果、一番多かった答えは「謝罪」ではなく「主導権を譲ること」だったという。
・ケンカ中にパートナーに望む6つのこと
回答者の答えは28のカテゴリーに分類されたのち、さらに6つに絞られ順位がつけられた。その結果は以下の通りである。
1位:主導権を譲る
2位:二人の関係に気持ちと時間を注ぐ
3位:ケンカごしにならず対立しない
4位:お互いに、もっとコミュニケーションをとる
5位:愛情を示す
6位:謝る
と、意外にも「謝罪」は最下位に位置しているのだ。
・ケンカ中は主導権を譲ることが鍵
そして新たに498人の既婚者(年齢層は19歳から81歳、結婚期間は1年未満から51年)を対象に、前出の28に分類された質問に答えてもらった。結果は一回目の調査と同じく、「主導権を譲ること」と答えた人が最も多かったという。
パートナーと良い関係を築くには、謝るよりも相手に主導権を譲ることが一番効果があるのだ。「主導権を譲る」とは、相手に自由と心のスペースを与えて、尊重し妥協することも含まれている。
恋愛や結婚は相手があってこそ成り立つもの。譲り合う気持ちが円満な関係作りには欠かせないのかもしれない。
[ロケットニュース]
http://rocketnews24.com/2013/07/25/350744/
殴れ
相手に譲るは反面相手の言いなりになるということにもなる。
人それぞれ