羨ましがる事はみんなにある。問題なのは嫉妬心によって発展性の無いものに執着してしまうことだ
他人の浮き沈みに一喜一憂し誰かをけなしても、自分の人生は何も変わっていない
◆こじれてしまった自尊心の扱い方◆
他者に攻撃的であった色んな行動を後々振り返ってみると、その多くは自尊心の欠如からくる事が多かった。
現役中、競技成績がよく満たされている時は、他者に対しても余裕があったけれど、競技成績が悪く満たされてない時は他人にいらだっていた。
子供の頃は“羨ましい”と言っていた事が、大人になると“そんな事は許されない”に変わっていたりする。
“お金持ちが羨ましい、僕もお金が欲しい”が“お金なんかいくらあっても幸せにはなれない”に変わってしまう。
酸っぱい葡萄の話。
狐が一生懸命飛びついて食べようとしていた葡萄。届かなくて食べられない。狸が来てそれに飛びついて葡萄を食べた。狐が言った。
“その葡萄は酸っぱくて美味しくない”。
プライドを防衛する為の攻撃。
羨ましがる事はみんなにあるけれど、問題になるのは嫉妬心によって発展性の無いものに執着してしまう事。
他人の浮き沈みに一喜一憂し、誰かをけなす事で憂さを晴らす。でも、朝起きてみれば自分の人生は何も変わっていない。他人に幸福を握られている。
いくら隠しても、嫉妬心からくる行動は「わかる人」には見られている。
「どうせバレてるんだ、もう全部晒して、認めてしまえ」となればいいけれど、そこまでの勇気もなくてごまかしながら生きていく。自分の人生より他人の人生の方が気になる生き方。
気づいて、認めて、吐き出して、笑い飛ばす。いくら頭が良くても、勇気がなければ自分を認める事はできない。
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[為末大]羨ましがる事はみんなにある。問題なのは嫉妬心によって発展性の無いものに執着してしまうことだ〜他人の浮き沈みに一喜一憂し誰かをけなしても、自分の人生は何も変わっていない
自分を守るな!
他人の不幸は、蜜の味(@゚▽゚@)
今の自分にグサッと刺さる言葉だなぁ。
いちばんばん