「今年1月、厚生労働省関東信越厚生局が、高級住宅街にあるマンションで、多量の薬物を所持したとして、ある芸能人を現行犯逮捕した。個人で楽しむ量としては多いと、営利が疑われています」とは、全国紙社会部記者。
このニュース自体は既報で、驚くには当たらない。注目すべきなのは、この続きだ。
高級マンションで顧客に芸能人も
「営利の疑いがある以上、次に麻取が狙うのは当然、その顧客です。前出の芸能人が逮捕されたのが、高級住宅街のマンションという場所柄、顧客に芸能人もいたらしいと、芸能界が戦々恐々としている。
実際冒頭の話が発端となり、すでに逮捕者が出ているという話もある」(前同)
なんと、冒頭の逮捕者の顧客の芸能人が、逮捕されているというのだ。しかも、その逮捕に至る経緯は高級住宅街ならではの住宅事情に起因しているらしいと、逮捕者周辺では、まことしやかに噂されているという。
「言うまでもないですが、高級マンションほど防犯設備がしっかりしています。エントランスはもちろん、周辺の街路まで、入居者や来客、宅配便の出入りまで、多くの監視カメラが記録している。
もし住人が逮捕されれば、当局がそれらの映像をすべて確認するのは間違いない」(同)
なるほど、であれば、マンションを出入りしていた人間が戦々恐々とするのも無理はないだろう。
「売人にとって、ブツを置く部屋を決めるのは、常について回る悩みのタネ。特に最近の高級マンションのエントランスブザーは、振り込め詐欺対策もあって、何月何日何時に誰が来たかということまで全部記録してしまう」
こう話すのは、某組織が管理する密売組織に所属する末端の売人だ。つまり、本来は自身の身を守るための強固なセキュリティが、悪事の証拠を記録し、アダとなってしまうのだ。
「一方で、たとえば古いアパートや貸倉庫のように、セキュリティが甘い場所を選べば、常にブツは強奪の危険に晒されてしまう。裏社会の人間ほど、鼻が効きますからね。
場所を嗅ぎつけられて、力で奪われたところで、当然ですが被害届を出せる類のものではない。実際、格上の組織に強奪されて、泣き寝入りしたというのはよく聞く話です」(前同)
ブツの安全を考えて高級マンションを選べば、発覚後、自身の犯罪の証拠を残すことになり、その一方で、自身の犯罪の痕跡を消そうと防犯カメラなどのない古アパートを拠点に選べば、商品となるブツそのものが闇社会の住人の標的となってしまう。
「取引は警察や麻取といったお上や闇社会の組織との狭間で、葛藤の中で行われる」(同)
これだけで十分、薬物犯罪に手を染めてはならない理由になるのかもしれない。
[via:https://taishu.jp/articles/-/58657]
ある芸能人って誰?