■1回15分、2千円でいかがですか
まあいつかはみんな入るんでしょうけどということでウクライナからのニュースです。棺桶に入って休むことで得られる安らぎで健康を取り戻すという「コフィン・セラピー」なるものが登場、まずまずの人気だということです。
Stepan(シュチェパーン?)Piryanyk氏が始めたサービスで、彼のオフィスを訪れると棺がいくつか組み立ててあり、1回15分のセッションで棺桶に入り心を穏やかにするんだそうです。お値段は日本円で2千円ほど。シュチェパーン氏曰く、
「私の両親は棺を屋根裏部屋に置いてありました。私のおばあちゃんはアパートだったので屋根裏がありませんでした。なんとか家の中に棺を置いておきたいという彼女の希望を叶えるため、私は中に入って休める棺桶・ソファーを作ったんです。それが始まりになりました。」
サービスの利用者はふたを開けておいても閉めておいても良いのですが、中でゆっくりくつろぐことができ、心の平穏を得られる、とのこと。
「仕事に疲れたときなど、ここでリラックスしていけば良いのです。素晴らしいですよ。ちょっと違った気分で家に帰ることができます。」とシュチェパーン氏。
■効果には疑問の声も?
もちろん、コフィン・セラピーの効果に疑問を持つ人もいます。精神科医のヴァシリー・パブロフ氏はロイターの取材に対しこう答えています。
「精神療法で死を意識させたりすると、精神的なゆがみを起こす可能性があります。最悪、場合によっては自殺にいたる可能性も否定できません。」
もちろん、精神療法の効果がうんぬん以前にそんな治療法が受け付けないという方も。イン**゛ューを受けた一般の方はこんなコメントを。
「正直、私は保守的なんで。家に棺桶を置いたりはしません。その時がくれば私もあそこで横たわりますよ。まだ先ですけどね。」
そういえば昨年、「斎場に侵入した強盗、つい棺桶で朝まで寝入ってしまい見つかる」というニュースを紹介しましたが、出来のいい棺桶には入った人をリラックスさせる効果があるっていうことなんじゃないでしょうかね。管理人は昔から狭いところに収まるのが好きだったので、こういうサービスはもってこいな気がするなー。
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