米コロラド州の大学で工学を専攻するアンドリュー・ロックさん(21)が、このほどプラスチック製の組み立て式おもちゃ「ケネックス」で巨大なピンボールマシンを製作し、話題となっている。
レバーで弾かれたボールは、複雑なレールの上を勢いよく転がり、中には1回転するところもあるなど、多種多様な動きを見せる。
製作のきっかけは、5歳の時にもらったケネックスだった。弟は見向きもしなかったが、ロックさんは毎年プレゼントとしてこのおもちゃをもらうようになった。4カ月かけて作ったというピンボールマシンは、これまで長年集め続けてきたパーツ約2万点が組み合わされた大作だ。
工学の道を志すようになったのも、子どものころから組み立て式のおもちゃで遊んできたことが理由だという。この経験を通して学んだのは、我慢強くなることの大切さだったとロックさんは言う。「人は誰でも、機械にうまく動かないところがあればいらいらするもの。とにかく自分には忍耐力がついたと思う」と語った。
[ロイター]