楽しい旅の後、頭を悩ませるのがお土産がたくさん詰まった荷物。特に飛行機の場合は、重量オーバーすると超過料金を取られるので気をつかうところだ。外箱を捨てたり、手荷物に入れたりと工夫する人も多いのではないだろうか。
先日、超過料金を払いたくないがために、とんでもない方法をとった男性がいるそうだ。彼がとった方法は衣類を全て着こんでしまうということ。3~4着くらいなら可愛いものだが、彼が着込んだ衣類は60着以上! 明らかに怪しく、これには空港職員も目をつぶれなかったようだ。
場所は中国・広東省広州市の白雲国際空港。そこに、アフリカ系の巨漢が現れたそうだ。男性は手荷物検査へ。すると金属探知機ゲートのブザーが激しく鳴り、職員が手動で検査することになった。
職員が男性のもとに駆け寄ると、とてつもない違和感が! ふっくらとした体はどう見ても男性の肉体ではない。かなりの枚数を着込んでいるようなのだ。男性は別室で検査を受けることになった。
そして、男性の服を脱がせていく。1枚1枚、また1枚。はぎとってもはぎとっても服はなくならない。全てを脱がせると、そこに現れたのは先ほどの巨漢とは似ても似つかぬガリガリの男だった。なんと男性はトップスを61着、下もジーパン9本も履いていたのである。
なお、ズボンのポケットには、乾電池やUSBメモリなどが大量に入っており、ブザーはこれらに反応したものと見られている。
動機について男性は「荷物が重量オーバーしていたが、超過料金を払いたくなかった」と話しているそうだ。気持ちはわかるが、61着はいくら何でもやりすぎだ。それにしても、その61着をどうやって着込んだのかとても気になるのだが……。もし重量オーバーしてしまったら、郵送するか、超過料金を素直に払った方が良さそうだ。
[新華網]