USBメモリの進化は年々目を見張るものがあります。今では64G、128Gバイトのタイプも当たり前のようになってきておりますが、今後更に大容量化を目指すのだろうか。いえ、ただ単に容量が大きくなるのが進化とはいえません、大容量化かつ小型化を行う事が今後の課題ではないだろうか。こちらのIntelliPaperはUSBメモリのホームファクターを再定義、物凄い薄いドライブが誕生する。
USBの大容量化は非常にありがたいことだ。昔はOS丸ごとUSBメモリに入れるなんて夢を描いていたが、現在では容量だけ考えれば簡単に入れることが出来る。そればかりか、DVDの映画が何十本も入るというボリュームになり、データの授受も飛躍的に簡単になった。
そんな中登場したのがこちらの「IntelliPaper」。なんと紙にUSBの機能を搭載することが出来るというもので、今までのUSBの概念をブチ壊した、全く新しいタイプのUSBメモリ。写真にあるように紙に印刷された特殊な金属部にデータを記憶。まさに紙でできたUSBメモリ。
まさに、USBメモリーのホームファクターを再定義したと言っても過言ではないこのメモリーの使い用途としては、手紙などに添えてデータを受け渡すことが出来るという優れモノ。ネットに繋がっていないユーザにデータを渡したり、文書ファイルを添付したりなど、今までUSBで送るなんて・・・と躊躇していた方も簡単に送ることが出来る。
ネットに繋がっていれば別にメールで送ればよいのだが、今もなおプロバイダにメールの送受信容量を制御されている物も多い。CDで渡すのも可能だがかさばる。紙であれば最悪使った後に簡単に破棄できる。ビジネスとしては使用頻度がかなりあるのではなかろうか。
しかしこの紙型USBメモリーにも欠点がある。それは容量がちょっと貧弱なことだ。
そのサイズは 8M~32Mバイト。写真なら数枚はいりますよ!ってそれこそメールで送れって話になってしまいますね。今後の活躍に期待したい。
[秒刊SUNDAY]