『パルプ・フィクション』や『レザボア・ドッグス』『ライ・トゥ・ミー~嘘は真実を語る』で知られるハリウッド俳優のティム・ロス(55)が幼い頃、実の祖父から虐待を受けていたことを告白した。
以前、幼い頃に虐待を受けていた過去を告白していたティムだが、誰から虐待されていたかについてはこれまで明かしていなかった。
ティムは自身の父も被害者であったとしており、「父は虐待を受けていた子供だったんだ。父の幼少時代は酷いもんだったよ。それを深刻に受け止めていたね」とガーディアン紙に語った。
ティムは父のことをとても愛しているものの、幼い頃に受けた心の傷にひどく影響を受けていたと続ける。
「父の心は傷ついていたよ。僕は父を愛していたよ。すごく面白い人だったしね。でも虐待を受けていたんだ。そして僕も虐待された。父から虐待されたんじゃないよ。父を虐待していた人物から虐待されていたんだ」
そして父と自身が祖父によって虐待されていた事実を認め、そのことによりイギリスの家庭内における近親相姦や児童への性的虐待を掘り下げた『素肌の涙』製作に至ったのだという。
「虐待者は父の父だったんだ。あいつはレイプ犯だったんだよ。でも誰もそんなことを口にしなかったんだ。誰もどうしていいか分からなかったんだよ。だから僕は『素肌の涙』を作ったんだ」
ティムは以前、虐待していた人物が祖父であったことは明かさないながらも、その児童虐待の過去による辛い経験を赤裸々に告白していた。
「僕が幼いころから10代前半にかけて起こったんだ。誰かは言わないけどね。もうとっくにいなくなっているからね。でもそれがうちの父や母でなかったことは言わせてもらうよ」
[via:http://dailynewsonline.jp/article/1239797/]