大統領補佐官の「仰天発言」
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)をめぐって、米国が本格的に中国の責任追及に乗り出した。
中国は否定しているが、湖北省武漢の研究所からウイルスが流出した、との見方が有力になりつつある。日本も対中関係の見直しを急ぐべきだ。
米国のマイク・ポンペオ国務長官は4月22日の会見で、新型コロナウイルスについて「中国が世界保健機関(WHO)にすぐ報告しなかった、と確信している。報告した後も、すべての情報を共有せず、危険性を隠蔽した」と中国を批判した。[via:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200423/k10012401511000.html]
マイク・ポンペオ国務長官
ロバート・オブライエン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)も21日、ラジオのインタビューで「WHOは中国に支配され、中国のプロパガンダ(宣伝)の道具になっている。米国は約5億ドル支払っているが、中国は4000万ドルだ」と語った。
そのうえで、同氏は「中国が影響力を持つために、別に資金を支払ったのかどうか、詳細に調査している」と述べた。ドナルド・トランプ大統領はすでに、WHOへの資金拠出を停止する方針を表明しているが、米国は中国の「裏金」を疑っているのだ。
トランプ大統領とロバート・オブライエン大統領補佐官
私は、ポンペオ国務長官よりもオブライエン大統領補佐官の発言に注目した。というより、仰天した。なぜか。
米政権が「安全保障に関わる裏金調査」をするのは、珍しい話ではない。それどころか、日常的にやっている、とみていい。テロを未然に防ぐには、舞台裏で起きている「カネの流れ」を追及するのが、有力な手がかりになるからだ。
実務を担うのは、税務金融当局もさることながら、実質的には中央情報局(CIA)や連邦捜査局(FBI)などの情報機関である。今回は中国やWHOなど外国絡みなので、実行部隊は海外案件を扱うCIAが中核とみて間違いない。
トランプ政権は、今回のパンデミックを国家安全保障に関わるテロ並みの重大問題と認識しているのだ。これが1つ。
まもなく徹底追及が始まる
それだけではない。大統領補佐官がラジオで裏金を調査中と公言したとなると、それは「いま調査している」などという悠長な話では、まったくない。「すでに核心部分の調査は終わった」とみていい。少し考えれば、それは分かるだろう。
CIAが「いま、オレたちは裏金調査をしてますからね」などと公言するだろうか。するわけがない。そんなことを言ったら、相手は大慌てで証拠隠滅を図るに決まっている。敵に塩を送るどころではなく、捜査を自ら潰したも同然になってしまう。
この種の調査は秘密裏に開始され、秘密裏に終わる。国家安全保障問題担当の大統領補佐官は、作戦全体の方針決定と指揮をとる事実上の司令官である。もちろん、内容は大統領に逐一、報告されている。CIAとFBIはその手足だ。
以上の体制の下で、トップの大統領補佐官がラジオで「詳細に調査している」と公言したのは「もう調査は実質的に終わった」という話なのだ。終わったから、調査中と公表した。もっと言えば、調査を終えただけでなく「クロの証拠を押さえた」とみて間違いない。
これまた、考えれば分かるだろう。調査して、もしも何も出ていなかったら「調査中」などというわけがない。それでは、自分たちの無能と失敗を白状するようなものだ。証拠を握るまで、全力で調査を続行する。それまでは一切、外に漏らさない。当然だ。
したがって、オブライエン氏の「詳細に調査している」発言は「握った証拠を基に、これから徹底追及するぞ」という戦闘開始宣言なのだ。これを聞いたWHOのテドロス・アダノム事務局長ら幹部は、いまごろ脂汗を流しているだろう。
WHOのテドロス事務局長
WHOは終わったも同然
焦りのあまり、テドロス氏たちが証拠隠滅に動けば、罠にハマったも同然になる。焦って動くのを待つために「調査中」と公言した可能性もある。米国は甘くない。CIAは逐一、カネの動きを含めて、動静を監視しているはずだ。
テドロス氏だけではない。
ブルース・エイルワード事務局長補佐は昨年12月、WHOが中国に派遣した調査団の責任者を努めていた。彼は会見で「もしも、私が新型コロナウイルスに感染したら、中国で治療を受けたい」とまで語っていた。ゴマすりも極まれり、である。
ブルース・エイルワード事務局長補佐
米国は、これからどう動くのか。
私は「テドロス氏らを突破口にして、本丸の中国を締め上げるネタを探す」とみる。もしも、テドロス氏ら幹部が中国から裏金をもらって、新型コロナウイルス問題の真相究明に手心を加えていたり、情報操作をしていたとすれば、彼らは中国による工作の全容を知る重要証人になる。
米国は、裏金の証拠を武器にテドロス氏らを締め上げる、そのうえで、自発的辞任を材料に取引をもちかける可能性もある。「最低限の面目は保ってやるから、中国の工作について全部、吐け。そのうえで、責任を認めて辞任しろ」という話である。
私は、もう「テドロス氏らは終わったも同然」と考える。WHOという組織も終わった。スパイかサスペンス映画だったら、最重要証人は、ビルから飛び降りて不自然死を遂げるような局面ではないか。下手人はだれか、言うまでもない。
問題は中国である。
武漢ウイルス研究所
「武漢研究所」に関するスクープ
中国はパンデミックの責任を逃れるのに懸命だが、WHOの幹部が真実を喋れば、窮地に立たされる。映画のような展開にならないとすれば、いま、なんとか言い逃れを考えるのに必死だろう。だが、逃げ場はあるだろうか。
中国の現地調査をしたエイルワード氏はじめWHOは、中国による証拠隠滅の証拠をつかんでいながら、隠してきた可能性がある。オチたWHO幹部から、ボロボロと中国本体に関わる証拠が出てくるかもしれない。
新型コロナウイルスが武漢から発生したのは間違いないが、4月8日公開コラムで指摘した武漢ウイルス研究所からの流出説が最近、あらためて注目を集めている。[via:https://gendai.ismedia.jp/articles/-/71583]
米紙「ワシントン・ポスト(WP)」は4月14日付で「コウモリのコロナウイルスを研究していた武漢研究所の安全性について、国務省の電報が警告を発していた」と題する記事を掲載した。[via:https://www.washingtonpost.com/opinions/2020/04/14/state-department-cables-warned-safety-issues-wuhan-lab-studying-bat-coronaviruses/]
それによれば、米国務省は2018年1月、科学担当外交官ら専門家を数回にわたって武漢ウイルス研究所に派遣し、その活動を調べた。調査団は調査結果を2通の電報にして、国務省に送っている。
WPは最初の1通である18年1月19日付の電報を入手した。それによれば、電報は「研究所を安全に運営するために必要な、適切に訓練された技術者が圧倒的に不足している」と報告していた。
習近平とWHOテドロス事務局長
「中国の賠償問題」もある
研究所は当時、テキサス大学医学部などから支援を受けていたが、中国はさらなる支援を求めていた。電報は「米国は研究所に一層の支援を提供すべきだ。コウモリのコロナウイルス研究は重要であると同時に、危険であるからだ」と指摘し、次のように書いていた。
「コウモリに由来するウイルスは、2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)のように、ヒトに感染してSARSのような疫病を生じさせる可能性がある。将来のコロナウイルスの大爆発を予測し、予防するために、監視と研究が決定的に重要だ」。まるで、今日の事態を正確に予期していたかのようだ。
研究所は18年3月、米調査団の訪問を公表する英語のニュースリリースを出したが、今回のWP記事が掲載される前の週に突然、削除された、という。
このWP記事は大きな反響を呼び、その後「FOXニュース」も続報を出している。それによれば、米国の複数の担当者が「中国は生物兵器としてでなく、ウイルスを扱う能力が米国と同等か、それをしのぐことを示すために開発を続けていた」と語った、という。[via:https://www.foxnews.com/politics/coronavirus-wuhan-lab-china-compete-us-sources]
こうした動きを受けて、米国ミズーリ州は中国政府や中国共産党の誤った対応によって、膨大な経済的損害を受けたとして、責任追及と損害賠償を求める訴訟を同州セントルイス連邦地裁に提起した。州による提訴はこれが初めてだ。提訴はこれからも世界中で続くだろう。
中国の賠償問題については、4月26日発売の「月刊Hanada」6月号の連載「未来を読む!」でも詳述した。こちらもぜひ、ご参照いただきたい。
日本はどうすべきか
さて、日本はどうするのか。 私は、4月21日に収録したYouTube番組「長谷川幸洋と高橋洋一の『NEWSチャンネル』」で、西村康稔・新型コロナウイルス対策担当相をゲストにお招きし、感染対策とあわせて、中国の責任問題をどう考えるか、率直に聞いてみた。[via:https://www.youtube.com/watch?v=0lVQMvhDo3c]
西村氏は「武漢で発生したのは間違いない。これはWHOも認めている。かつてはSARSもあった。事態が落ち着いた後に、原因究明や再発防止策は教訓として、しっかりやっていかなければいけない」「マスクや防護服、アビガンの原液など中国に依存していた。すでに予算もつけているが、長い目で見て、サプライチェーンを強靭化、多層化していくことも考えていかなければならない」と語った。
大臣の立場で、現段階では、これが精一杯の答えだろう。それでも問題意識を共有しているのは、確認できた。ぜひ、がんばっていただきたい。
最後に、今週も英紙「フィナンシャル・タイムズ」の各国感染グラフを紹介しよう。
[via:https://www.ft.com/coronavirus-latest]
最新の4月22日版を見ると、日本の感染者数はいま、ピークに達しているようにも見える。そうだとすれば、ここが辛抱どころだ。5月の連休を気を緩めずに乗り切れば、なんとかなるかもしれない。
[via:現代ビジネス]
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200424-00072112-gendaibiz-int
「新型コロナは生物兵器」というトンデモを検証
新型コロナに関するデマやトンデモ説、陰謀論が喧(かまびす)しい。いまのところ複数の専門家による推測では、新型コロナの発生源はある種の動物を媒介としたものとされているが、詳細な特定には至っていない。
そんな中でも保守系雑誌や日刊紙から発信される新型コロナウイルス=生物兵器(人工ウイルス)説が大手を振って駆け抜けている。
専門家がいくらトンデモと否定しても、この説は今や、まるで真実のように保守界隈内を闊歩している。
このような発信は、今次の新型コロナ禍への間違った認識を深めるばかりか、流言飛語の温床になっていることは論を待たない。
本稿では保守系雑誌として『正論』(産経新聞出版)を超える勢力となった『WiLL』(ワック出版社)、『Hanada』(飛鳥新社)の最新号を中心に、保守派による「新型コロナは生物兵器」というトンデモを検証していきたい。
【続きはコチラ】
保守派による「新型コロナは生物兵器」というトンデモを検証する|古谷経衡
[via:https://news.yahoo.co.jp/byline/furuyatsunehira/20200310-00166945/]
【関連リンク】
「新型コロナは中国の人工ウイルス」と信じる人が後を絶たない理由
ノーベル賞学者も唱える「武漢の研究施設から人工ウイルス流出」説、やっぱりデマと言えるこれだけの理由
中国 コロナ新規感染6人
中国政府は24日、新型コロナウイルスの有症感染者の累計が同日午前0時(日本時間同1時)時点で前日比6人増の8万2804人になったと発表した。
新規感染者数が1桁となるのは3月13日発表の8人以来で、6人は1月21日に全国集計の公表を始めて以来最も少ない。ただ、これとは別に無症状感染者が新たに34人確認され、979人が隔離されている。
[via:時事通信]
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200424-00000047-jij-cn
ネットの反応
・なんにしても中国のせいで世界が今こうなっていることにはかわりない。そんな中国が一人勝ち?
・徹底追及してくれ
・もう解体やむ無し
・WHOには正直ガッカリです。この期に及んで自浄作用もない。
・ヒ…現代…
・テドロスは否定するのかな?証拠が出てきても否定続けちゃうパターンかな?
・受けの神様大山康治が即投了するレベルだな
・テドロス「世界は将棋してる場合では無い」
・まー普通にバイオテロだしな
・それにしても、WHO内部からテドロス事務局長や今の体制に対する非難の声が上がらないのが、不思議でならない。
・アメリカ、1ヶ月位だんまりだったからな その間に色々調査したんだろ
・ソースも堅め 終わったな
>この記事書いたひとはニュース女子で沖縄リポート問題を起こして東京新聞で左遷されたみたい 現在は定年退職してフリーのジャーナリストとのこと
・この話しが最初に報道された時に、何人もの日本人有識者と言われる人達がデマだと否定し、一笑に付した。
・これを放置しておいたら中国は味を占めて敵対国にウイルスをばらまくようになるぞ
・習近平も海外では伝統通りワイロ外交をやってるんでしょう。
・中華は賄賂流し込みハニートラップとかエグい。個人の懐に突っ込んで操ってるからな。
・テドロスのエチオピアもそうだが、中国の甘い蜜から逃れられない国が多いんだろう
・国連のパン時代と全く同じだ 時の総長によって偏向甚だしい機関の在り方が世界を壊している
・WHOはまるごとごみ箱に捨てて新組織を作れ
・台湾に反論されてぶち切れたWHOのYoutubeおもしれーよなー
・嫌らしい国だから一筋縄ではいかないことは分かりきってるけど、本当に世界一丸となって中国を追及して欲しい。
・本来ならこういった調査も国連がすべきことだと思うが、今では国連は単なる利権団体。
・諜報機関のある国はつよいなぁ
・アメリカが証拠隠滅出来ない証拠を掴んでることを願う。日本も本当はそういう力を持たないといけないんだけどなー。
・支持したいところだが、アメはやらせの事例が何度もあるからなあ
・イラクに生物化学兵器があるって決めつけて攻撃に踏み切った前科もある
・トランプ自体は正直どうかと思うところが多いが、オバマだったら今回のような場合、非常にぬるいやり方、言い換えれば中国がどうにでも言い訳が出来るようなやり方しか出来なかった気がする。そういう意味ではトランプを支持する人達の気持ちはわかる。
・せっかくこの人が大統領に座ってるんだから、この人でなければやりきれないことまでやってしまって欲しい。
・コロナが武漢の細菌研究所から漏れた事は事実だろう。DNA配列も自然のものとは違うという発表もあった。中国が何を言おうと発生源は武漢。問題は初期情報を隠蔽し、WHOテドロスも中国に忖度して影響を矮小化した事。
・SARSは北京ウイルスラボが発祥地だとWHOは結論付けている。今回は武漢ウイルスラボからの人工ウイルスであるとウイルス研究の第一人者、フランスのリュック.モンタニエ博士は断言している。HIVと同じ配列箇所が存在するのは人工的で遺伝子操作しなければ有り得ない配列だと発言している。
>これの影響力はデカイ。
>以前からホメオパシーを推奨したり、非科学的な言動が問題視されていた人物らしいよ
・人工ウイルスの可能性は低いと証明できたとしても、研究所で管理していた動物が由来という可能性は排除できない。
・何にしても、中国、武漢から広まった事実は消えない。WHOも当初は、人から人への感染はないと断言した事実も消えない。どう転んでも、中国が春節に全世界へ拡散させた事に間違いない。全世界の人びとは、これを忘れてはいけない。
・研究所の資料には今回のコロナウィルスについて「武器」という表現を使っていた。これが本当なら万死に値しますね。
・武漢ウイルスで訴訟ラッシュに中国は耐えきれず、テドロスとともに国際裁判かけられるな
・中国オワタ
・今のうちに日本企業も中国と韓国から総撤退した方がいいよ。
>安倍ちゃんが引き揚げ資金の2/3を国で出すと言ってるな
・ハッキリ言えることは、中国は世界を敵に回したと言うこと。間違っても習近平を国賓招待など愚かな事をしたら、日本も世界からフルボッコにされる事は間違えない。
・この件のみならず日本人は中国に対して偏見や見下す気持ちや「とにかく叩きたい」気持ちを持つ傾向にあるように感じる。
・今回のパンデミックでいかに人間社会が脆弱か理解した。経済、生活が簡単に崩れていく。今後はウイルス研究という位置付けを見直して欲しい。核兵器開発、またはそれ以上の脅威だと人類が認識する必要がある。
ヘドロかなんか知らんけどさあ
お前!泣けばカネもらえると思ってんの?
中国と結託して悪事ばっかりしてるくせにあめえんだよこの人売奴が!!
とっととくたばれカス!!