米シアトルでホームレスになった男性が、ホームレス生活体験ツアーを2000ドル(約20万円)で売り出して物議をかもしている。
ツアーを主催するマイク・モマニーさん(62)は、金融危機に伴う景気の悪化でプログラマーの仕事を失い、ホームレスになった。以来、生計を立てるための新たな方法を模索している。
その1つとして売り出したのが、ホームレスの生活を実地に学んでもらう3日間の体験ツアーだ。シアトルでは2007年以来、ホームレスの人口が15%も増え、今年だけで9000人以上が路上や施設で暮らしている。この問題の解決策を考えてもらい、収入にもつなげたいとの思いからツアーを企画したという。
ツアー料金2000ドルのうち、1500ドル(時給換算で約19.76ドル)がモマニーさんの収入になり、残り500ドルは施設への寄付や、参加者に支給する衣類などの経費に充てる。
モマニーさんによると、まだ申し込んだ人はいないものの、数人から引き合いがあるという。
参加者はホームレスの装いをして新しい名を名乗り、生活の仕方を教えられる。
宿泊するのはホームレス向けの施設と同じ建物にある1泊15ドルの宿泊所で、ホームレスより1ランクだけ上の状況を体験する。なお、施設は男女別になっているため、女性の参加は受け付けていない。
ツアーには公営図書館などホームレスがよく集まる場所の訪問、ほかのホームレスとの交流、物乞い、ベンチでの昼寝、午前3時に街を歩き回る体験などが含まれる。
当然ながら、このベンチャー事業に対する批判の声も相次いでいる。ツアーを紹介したニュースサイトの記事には、「ホームレスの人たちは観光客の見世物ではない。彼らはただでさえ問題を抱えているのに、金儲けに利用するとは」「(ツアー料金の2000ドルがあれば)ホームレスの一家を2カ月間助けるか、施設の入居者全員にひと晩の食事を提供できるのに」といったコメントが寄せられた。
一方、首都ワシントンで同じようなツアーを提供している非営利団体もある。このツアーは現役または元ホームレスがガイドを務め、料金は任意で地元の施設に50ドルを寄付するよう求めている。
主催団体のマイケル・ストゥープさんは同ツアーについて、「参加者に体験してもらい、ホームレスの人たちと交流してもらうのが目的」「倫理的かつ安全に行い、ホームレスの人たちがかかわる限り、路上生活を体験してもらうメリットはある」と話している。
[cnn]
http://www.cnn.co.jp/tech/35040698.html
楽して金を稼いでいた人の発想だ(笑)
金持ちが面白半分に参加するんだろうね。
楽して20万稼ぐ方法があったなんて
高いだろ
俺もこのままじゃ近いうちに確実ホームレスだな、仕事探さないと・・・
俺は近いうちにホームレス