地平線や水平線からのぼる朝日は感動的だ。ましてや、初日の出ともなれば、おめでたさも相まって、さらに美しく見えるだろう。
そんな初日の出を、なんと成層圏から撮影した人がいる。2014年1月1日、北海道在住の岩谷圭介さんは、風船を使って上空3万メートルからの撮影に成功したのだ。気になるその映像は、動画「【世界初】初日の出を風船を使って成層圏から撮影してみた【ひので1号】」で確認できるぞ。
・過去にも風船を使った撮影に成功
岩谷さんは、過去にも風船気球を用いた地球の撮影や、上空3万メートルからの日の出の撮影に成功してきた。そんな岩谷さんが、今回挑戦したのは、1年に1度の初日の出である。
・マイナス7度の中での打ち上げ
当然ながら、初日の出が見られるのは、1月1日の早朝。しかも、岩谷さんは北海道在住で、打ち上げの場所は北海道・十勝平野である。周囲の気温はマイナス7度と厳しい寒さの中、打ち上げの準備は進められた。
・見事に撮影成功
やがて放たれた風船は、みるみるうちに高度を上げていく。打ち上げから約1時間後、風船に取り付けられたカメラは、東の空がほんのりと明るくなっているところをとらえた! 順調に進んでいる予感がするぞ。
そして、上空3万メートルで、光り輝く初日の出が見えたのだ! 成層圏から眺める初日の出は、まさに圧巻である。
・世界初の快挙
その後、無事に任務を終えた風船は、当初の予定通り破裂し、落下予測地点である北海道・中標津で回収された。110分間のフライトで、流れた距離は195km。ちなみに、風船を使って上空から初日の出を撮影したのは世界初とのこと。
・撮影にかかった費用は約2万5000円
このような撮影は、高価な機材が使われていると想像しがち。しかし、使用された機材は、すべてホームセンターや家電量販店などで売られているものばかり。費用は、わずか2万5000円ほどだ。
なお、岩谷さんは2014年も引き続き、風船を使った撮影を計画されているとのこと。活動のさらなるご活躍を期待したい。
[ロケットニュース]
この子のこと年末テレビで紹介してたね
風船使って露天風呂盗撮を即思った私は病んでるな…
こりゃ有名人になったな