ケンカをしたことのない夫婦など世の中には存在しないだろう。いつもの夫婦ゲンカが、取り返しのつかない事件に発展してしまうこともあるようだ。
アメリカ・アラバマ州フォーリー警察が、正当防衛と見せかけ夫を銃で撃って殺害した容疑で、女を逮捕したと海外ニュースサイト『WKRG』『Daily Mail』などが11月30日までに伝えた。
記事によると、2019年7月30日夜、当時71歳の夫と66歳の妻の住む住宅から、「口論になった」との通報が警察に入ったという。
警察が現場に駆け付けると、床に横たわる夫と妻を発見。夫は銃で撃たれており、その場で死亡が確認された。警察に通報したのは妻だ。刺し傷が腹部などに認められ、ヘリコプターで大学病院に搬送されたという。
妻は駆け付けた警察に、「夫からセックスを求められたが断った。口論に発展し、夫は包丁を持ち出して、私の性器を複数回刺した。寝室から逃げ出し、家に置いてあった銃で夫を撃った」と夫に発砲したことは認めたものの、正当防衛を主張した。
警察は捜査を開始したが、残された現場の証拠と妻の証言の整合性が取れなかったようだ。さらに、妻の負った傷口は、自ら切りつけたと思われる刺し傷であったそうだ。
警察は、事件発生から約1年4カ月後の今年11月24日、正当防衛と見せかけ夫を殺害したとして、妻を逮捕、起訴したという。妻側の代理人弁護士は正当防衛を主張しており、現在も裁判が続いているという。
このニュースが世界に広がると、ネット上では、
「自分のアソコを包丁で刺すとは。そこまでするか?痛みは想像を絶する」
「それだけ夫に死んでほしかったのだろう」
「包丁で自分を刺すにしても、別の部位にする」
「他人の家庭では、何が起こっているかは分かりにくいね」
「夫は妻に日頃から暴力を振るっていたのだろう」
「夫が憎かったら離婚して出て行けばいい。殺す必要はない」
など様々な声が上がった。
海外には、他にも正当防衛に見せかけて配偶者を殺害した人がいる。
南アフリカ・ハウテン州の住宅で、妻を銃で撃って殺害した容疑で、この家に住む夫が逮捕されたと海外ニュースサイト『NEWS24』『The Citizen』などが8月7日までに報じた。
記事によると8月3日早朝、33歳の夫が、30歳の妻を銃で撃って殺害したという。夫は、妻を銃で撃ったことは認めているが、「自宅に侵入者が押し入ったと思い、誤って発砲した」と殺意を否認し、正当防衛を主張。
しかし事件発生から数日後、警察は、妻殺害の容疑で夫を逮捕、起訴したと発表した。妻の親族らは一様に、夫に疑いの目を向けていた。
事件発生直後、現場に駆け付けた妻のいとこは、「妻はよそ行きの服を着ていた。これを見た夫が怒って、2人は口論になったと思う。
夫は普段から妻を束縛していた。侵入者と間違えたなんてウソ。罪を逃れるために話をでっち上げている」とNEWS24の取材に対し語っている。裁判は現在も続いているという。
家庭内では様々な問題が起こり、ケンカに発展しやすい。今一度冷静になって、落ち着いて対処しないと、後々取り返しのつかない結果を招いてしまう。
[via:リアルライブ]
https://npn.co.jp/article/detail/200009713/