中国の河北省邯鄲市の観光スポットとして、高くそびえる太行山脈の山の絶壁に作られたスリル満点のガラスの通路が話題になっている。
高さ約1180mのところに作られたガラスの床には、なんと歩行者が通ると突然割れ始める仕掛けが施してあり、本当に落下してしまいそうな錯覚を招くのだ。
いきなり足元の床に亀裂が入って恐れおののき、思わずひざまずいてしまう人。いくら仕掛けにしてもほどがあるだろ!とつっこみたくなるような驚きの映像が公開されていた。
下は谷底。絶壁に作られたガラスの通路
2017年10月に公開されたこの動画は、中国北部の東太行山に設置された全長266mものガラスの通路を紹介している。
断崖絶壁にぴったり沿った高さおよそ1180mのガラスの通路はけっこう開放的で、辺りは山々が広がり、下は谷底が良く見えるハラハラ感満載の観光スポットになっているらしい。
亀裂に驚きとっさにひざまずく人も
映像には通行中の男性がいきなり割れ始めた床に驚き、恐怖でパニックに陥る様子も映っている。
彼は慌ててひざまずき、とっさに亀裂が広がるのを防ごうとする。だが亀裂は無慈悲にもどんどん広がっていく。
なすすべもなく固まっていた男性。…
だが途中で仕掛けだと気づき、ほっと胸をなでおろしていた。
一方でそれを意に介さない観光客もいる。むしろその亀裂を広げるかのように両足を乗せる大胆な子どももいた。
よりスリリングな体験をしてもらう演出
この床には突然割れたように見える特殊効果が施されている。おまけにガラスが割れる音も付加されており、歩行者はあってはならない事態が起きた錯覚に陥るのだ。
観光地の担当局はこれを高所に作ったシースルーの通路を渡る体験をさらに刺激的にするためにつけたと説明した。
だが、あまりにもリアルすぎたため観光客からクレームも出たらしく「皆さんに怖い思いをさせてしまい大変申し訳ありません」と謝罪した。
この高さでこの演出は確かに怖いわ・・
しかしその一方で担当局は、この仕掛けパネルを普通のものに交換せずそのまま使用することを明かしている。
結局この特殊効果は、刺激を求めてやってくる観光客にスリリングな体験を提供する呼び物になるようだ。せっかく渡るならこうした恐怖体験込みでお楽しみくださいということだろう。
確かにここを好んで渡るような観光客であれば、高い山の絶壁から谷底に転落しちゃうかも的な非日常感をよりリアルに味わいたい人も多いかもしれない。そういう意味では絶景と恐怖がミックスされた魅力的なスポットといえるだろう。
毎日点検しているとのことだが・・
とはいえこの床、本当に割れたりしないのだろうか?
動画によるとこの仕掛けパネルも作業員が本物の亀裂が入っていないかどうか毎日確認しているらしい。…
ってか、ものすごく紛らわしい気がするのだが本当の亀裂と区別がつくのだろうか?
過去には割れて閉鎖したガラスの歩道も
どんな建造物でも安全確認は必要不可欠だが、中国では過去に別のガラスの通路が割れる事故が起きている。
2015年10月、河南省の雲台にできた地上から1080mの高さにあるガラス張りの空中歩道に、安全を確認したにもかかわらず亀裂が入り、歩いていた観光客が悲鳴を上げるなどしてオープンからわずか2週間で閉鎖した。
こうした事例があると、ついつい心配になってしまう。高所の恐怖を最大限に引き出す斬新な試みではあるものの、どれも仕掛けだと思って歩いてたらほんとに割れてた、なんてのはマジ勘弁な。
[via:https://www.excite.co.jp/News/odd/Karapaia_52254206.html]