ドイツのバート・ミュンスターアイフェルという街に住む男性は、2012年に金婚式のお祝いとして金の指輪を娘たちからもらったが、2013年の農作業の際に紛失してしまったという。
家族総出で探すも見つからなかったが、男性の妻は「まあ、いつか出てくるわよ」と見つかることを確信していたそうだ。
しかし月が経つこと3年。その間、全く見つかることはなかったが、先日、ニンジンを収穫した男性は土を落とそうと水を撒いていた時に、少しくびれのあるニンジンに気がついた。
そう、そのくびれは指輪によってできたものであり、その指輪こそ無くしてしまった大切な指輪だったのだ。
男性はとても喜んだが、残念なことに、あれほど指輪が見つかることを確信していた妻は半年前に亡くなっており、喜びを分かち合うことはできなかったそう。
それでも男性は聖書の一節になぞらえ「蒔いたように刈り取るべし」と語り、亡くなった妻へ思いを馳せたと現地紙は伝えている。
ネットでは
「とてもいい話だ。亡くなった奥さんも喜んでいるだろう」
「ニンジンで良かった。ネギなら抜けてしまってまだ土の中だ」
「ニンジン、どうしたのかな。食べちゃったかな」
「偉い人だ。天国に行った時に誇らしいだろう」
といったコメントが寄せられている。
[via:http://www.narinari.com/Nd/20161140724.html]