嫁さんのお父さんが亡くなった。。。
癌だった。
嫁さんは最後の一ヶ月付きっきりで看病し病院で寝泊まりしていた。
嫁さんにしてみれば、それほどに愛したお父さんだった。
葬儀が済み、四十九日も済んで納骨した後、彼女はお父さんの携帯の解約に行った。
それに俺も付き添った。
携帯ショップに到着し、書類を書いて店員さんが解約の手続きを行う。
「ではこれで解約となります。よろしいですか?」
と確認したら嫁さんが
「チョット待って下さい」と言い自分の携帯からお父さんの携帯に電話した
誰も出るはずがない電話。そのうち留守電に切り替わる。
「お父さん 今まで本当にありがとう。
ワガママな娘だったけど、許してね。
私 お父さんの娘で本当に幸せでした。
さようなら…」
と留守電に登録した。
嫁さん・俺・ショップの店員さん
みんな泣いてました。
死亡で解約する場合。
持ち物
携帯
死亡届原本
認印
解約来店者の身分証明書
だから亡くなったことがわかる。
実際、お父さんが亡くなって解約しにきたお客様で、奥さんと娘さん、お婆さん(お父さんの母親)でそろって来店した人がいた。
泣けるよーこれ。
接客中に来られると。