神戸市東灘区甲南町1丁目のマンション建設現場で17日、米軍が太平洋戦争中に投下したとみられる不発弾の撤去作業が実施され、周辺住民ら約7100人が近くの学校などに一時避難した。
神戸市によると、不発弾は米国製で、重さ約250キロ、長さ約1・2メートル、直径約30センチ。1月21日に地下約3メートルから見つかった。
撤去作業は午前9時半ごろから半径300メートル以内の立ち入りを禁止して行われ、約2時間で終了。不発弾には信管が残っており、自衛隊が取り除いてから移送した。
現場付近には保育園や小学校がある。神戸で空襲を経験したという同市東灘区の沖中美代子さん(84)は避難した小学校で「焼夷弾から逃げ回っていた戦時中を思い出す」と話した。
[共同]
http://www.sanspo.com/geino/news/20130217/sot13021710210001-n1.html