栃木県鹿沼市立小学校の３０歳代の男性教諭が６月下旬、担当する２年生のクラスの女児に対し、給食当番なのにマスクを忘れたとして、口に粘着テープを貼っていたことが、同市教委への取材で分かった。

市教委は「不適切な指導」とし、教諭は児童と保護者に謝罪した。

市教委によると、女児は６月２４日から１週間、給食当番だった。マスクの着用を呼び掛けているにもかかわらず女児が忘れたため、教諭は２７日、「唾が飛ばないように」と口に粘着テープを貼った。

１分ほどして外し、今度は、ポケットティッシュを折りたたんでセロハンテープで付け、１０分ほど作業をさせた。教諭は市教委の調べに、「人権上よくないと思って粘着テープをはずした」と話している。

２日に学校と市教委に匿名の電話があり、発覚した。市教委は「口頭で注意するなど他にも方法があった」としている。

[読売新聞]
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130704-OYT1T00048.htm