講談社(東京都文京区)は少女漫画雑誌「なかよし」で連載していた「はらぺこペンギンカフェ」「とむとじぇりー ナナイロ」の連載終了を2021年12月13日に公式サイト上で発表した。
発表によると、2作品の共同著作者「きゃらきゃらマキアート」の原作担当者が、小学生女児に対する強制わいせつ等の公訴事実で、有罪判決が確定したため。
講談社は「断じて許されない卑劣かつ悪質な行為」だとし、コミックスの回収などを進めている。
「はらぺこペンギンカフェ」は2019年3月号から連載を開始。食いしん坊なパティシェのペンギンを描いた作品で、20年11月には単行本化している。
「とむとじぇりー ナナイロ」はカートゥーンアニメ「トムとジェリー」のスピンオフ作品として2021年8月号から連載を開始していた。
2作品の著者は「きゃらきゃらマキアート」。著者のプロフィールについて、講談社コミックプラス公式サイト「はらぺこペンギンカフェ」のページでは「京都出身、在住の漫画家兼イラストレーター」と紹介されていた。
ただ、講談社の担当者は13日、J-CASTニュースの取材に対し「きゃらきゃらマキアート」は個人ではなく、原作、イラストと複数の担当者がいる「共同著作者」だと説明した。
発表によると、この「きゃらきゃらマキアート」のうち、主に原作を担当していた著者が、20年春から夏にかけて起こした強制わいせつ等の事案で逮捕・起訴されていた。
有罪判決確定後に処置
21年11月25日には小学生女児に対する強制わいせつ等の公訴事実で懲役 3年執行猶予5年(付保護観察)の有罪判決を受け、被告人本人は控訴せず判決が確定したとしている。
2作品の連載は2021年12月号(11月2日発売)で終了。2022年1月号(12月1日発売)の誌面では連載終了の旨を伝えていた。
講談社は発表の中で「被害者側の心情に寄り添うことを第一と考え、また刑事裁判の進行状況等を勘案した」ことから、このタイミングでの経緯公表になったと説明。
13日までに「きゃらきゃらマキアート」との契約破棄、コミックスの店頭からの回収と無期限の出荷停止、電子書籍版の削除等の措置を決定し、進めているとした。
講談社は発表の中で「小学生・中学生等の皆様を対象読者とする同誌において連載中であった著者が、このような事態を起こしてしまったことにつきまして、断じて許されない卑劣かつ悪質な行為であると考えます」とし、「被害者やその保護者、関係者の皆様に深くお詫び申し上げますとともに、読者のかたがたに謝罪いたします。まことに申し訳ありませんでした」と謝罪した。
最後に「今後も読者の皆様に愛される『なかよし』を発行しつづけることができるように、万全の編集体制と最大限の危機管理を心がけてまいります。ご理解のほど何卒よろしくお願い申し上げます」とした。
きゃらきゃらマキアートは14日、ツイッターで「作家活動終了のお知らせ」を掲載。「様々な事情があり、きゃらきゃらマキアートとしての活動ができなくなりました」と、15年間の活動を終える旨を伝えた。
[via:J-CASTニュース]
https://www.j-cast.com/2021/12/14427013.html
判決によると、男は昨年3~8月、京都市内の自宅やショッピングモールの子供服売り場の試着室で、知人の女児にわいせつな行為をしたり、着替えをスマートフォンで盗撮したりした。
[via:時事ドットコム]
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021121400549
活動終了を発表したツイート
京都新聞の記事をツイート
[京都新聞 2013年12月4日付]
夫婦で原作と作画を共同著作していた「きゃらきゃらマキアート」。
京都新聞では、京都市内のお店を紹介するフリーペーパーを制作する夫婦として紹介され、
絵本の挿絵やキャラクターデザインを手掛ける中山麻貴さん(27)。今年設立した事務所「きゃらきゃらマキアート」のPRも兼ねて、夫の洋一郎さん(37)と企画した。
とある。
ネットの反応
・致命的すぎるな
・女児となかよしした結果
・いくら女児を食い物にしてたからって、本当に食っちゃダメだろw
・はらぺこペンギンカフェまじか…。
・LINEスタンプで有名な人でしょ
・ほんわかした絵描いてたのに意外すぎ
>作画は嫁
・夫婦で活動してて夫が女児に強制わいせつって地獄絵図だな
>奥さん、辛すぎるよ…
・被害者が一番辛い思いをしたのは当然だけど、仕事も家庭もめちゃくちゃになった奥さんもなかなかの地獄。
・絵がかける有能な嫁に無職旦那が原作ってことでいっちょかみしてたのか?
・絵師に十分な生活保障と弁償したれよ
・活動を終了のお知らせがなんだかもやもやする 説明もないし被害者への謝罪も無い
>悔しい気持ちばかりで少し違和感を持ってしまった…。
・「トムとジェリー」のスピンオフて結構金掛かってそうやん 講談社がブチ切れるのもわかるわw
・去年の犯行で被害者が証言していておそらく逮捕されているのに有罪確定まで休載などの措置をしなかったとは…
・事件を起こしてからも連載を続けてたってこと?
・有罪が確定しなかったら、世間に公表してたかどうかも怪しいな…
・逮捕された時点で打ち切りの検討をしなかったのかよ
・打ち切りはまだしも回収までするのか
・「なかよし」ってそういう隠語になっちゃうなコレ
・去年は少年ジャンプでアクタージュの原作者がわいせつで捕まって、漫画だけでなく舞台化の予定も消えた。こういう人間が出ると業界のイメージも悪くなってしまう。