うたた寝をしているとき、電車移動などで寝ているとき、昼寝をしているときなどに気持ち良く寝ていたと思ったら、急に階段から踏み外したように体が“ビクっ”と無意識に動いたことってありませんか?
起きると少し恥ずかしい気がするこの現象……。
これは体がある現象を訴えているサインかもしれません。
今回は、医学情報を提供している株式会社DrHに、寝ている時に起きるこの現象について伺いました。
■この現象はいったい何?
寝ているときにビクッとなってしまう、少し恥ずかしいこの現象。“寝ピク”なんて呼ばれていたりもしますが、実は“ジャーキング”という名前の現象なのだそうです。
「ジャーキングは入眠時に無意識に起こる筋肉のけいれんのことで、ミオクローヌスという筋肉の不随意運動の1種です。
ミオクローヌスは自分の意志とは関係なく瞬間的に起きてしまうので、自分の意志で止めることは難しいと言われています」とのこと。
ジャーキング以外だと、しゃっくりは、横隔膜のミオクローヌスによって起きているようです。
■どうして“ジャーキング”は起こるの?
電車などで寝ているときにビクッとなるのは、恥ずかしいし、できれば避けたい現象ですよね。
ジャーキングの原因はいまだはっきりとは解明されていないようですが、疲れが溜まっていたり、寝心地が悪い状態で寝ていたりすると起こりやすくなるそうです。
電車や車の中などでは、不安定な体勢で寝ていることが多いため、ビクッとなることが多いんですね。
「人間は眠りに入ると筋肉の緊張がほぐれるため、不安定な状態で寝ていると脳が身体のバランスが崩れていると錯覚してしまいます。そこで脳は身体のバランスを保とうと手足を急に動かそうとすることで筋肉が緊張してしまいビクッとなってしまうと考えられています」とのこと。
■どうすれば予防できる?
電車の中などで恥ずかしい思いをしないためには、身体の疲労を取り除くことが大切です。
疲労には、肉体的疲労と精神的疲労の2種類があるので、この両方の休息を取るといいですね。
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http://news.livedoor.com/article/detail/9173572/
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