「子供の頃に『ウルトラセブン』が終わった時はものすごいショックで、何も考えられない抜け殻状態が続きました。今回もそうなるんじゃないでしょうか」
上智大学教授(メディア論)の碓井広義氏は、朝8時の放送を見て、夜に夫婦で録画を再び見る毎日だ。
「私もPASDが心配で心配で。1日に2度見るので、登場人物と一緒に暮らしている気がするんです。『あまちゃん』が終わることは、同居していた家族がいなくなるのと同じなんですよ」
この国民的ドラマは、日本人の日常生活に深く浸透してしまった。早起きして朝7時半からのBS放送を見る「早あま」、朝見損なった人にネタをバラす「あまバレ」、見ていない人を「なんで?」と問い詰める「あまハラ」など“あま語”も続々と誕生している。
40代の会社員男性(結婚10年・子供なし)は『あまちゃん』が夫婦の“かすがい”になっているという。
「『あまちゃん』が始まってから、夫婦の話題に困らなくなり、寄り道せずに帰宅するようになりました。先日も、なぜナレーションが春子に変わったのかを遅くまで話し合いました。放送終了後は再び夫婦の会話がなくなりそうで心配です」
PASDは9月末に国民病となるのでは──この懸念を、精神科医の樺沢紫苑氏は笑って否定する。
「PASDはもちろん病気ではありません。放送が終わって落ち込んだりやる気が出なくなったりするのは普通の心因反応で、ほとんどが時間とともに治ります。これは、娘を嫁に出す父親の心理と似ています。娘が嫁ぐ前は心配したり落ち込むことがあっても、送り出せば父親は意外にちゃんとやっていけるものです」
ちなみに樺沢氏は『あまちゃん』を見ていないという。PASDのこの苦しみ、わかるヤツだけわかればいい──。
[ポストセブン]
http://www.news-postseven.com/archives/20130915_210561.html
すてあまちゃん
家の婆さん(母親)は、1日4回(BS放送と地上デジタル)観てるぜ(笑)
たんとかキツイ
のうねんたんとありむらたんがかわいい