およそ50年にわたって放送を続けているアニメ『サザエさん』(フジテレビ系)。
1979年には視聴率39.4%を記録し、現在も安定して2桁視聴率を叩き出す国民的なアニメ作品だ。しかし最近、登場人物の波野ノリスケの行動が「クズすぎる」と注目を集めている。
2017年だけでも視聴者から数多くのブーイングが寄せられた。
●ノリスケ、父の日に波平に“たかる”
まずは6月18日放送のエピソード「父の日のマスオさん」。
波平の甥にあたるノリスケは、父の日の前日に波平を食事に誘う。「ごちそうしますよ~」と珍しく太っ腹なことを言って誘い出したノリスケだが、なんとその日は「持ち合わせがない」ということで波平にお金を払わせることに。
そして父の日の当日、磯野家を訪問したノリスケ。波平のために用意された豪勢な食事を見るやいなや、「いやー、良いところにきちゃったな~」と食べる気満々。
波平から帰るように促されても「それはないですよ~」と波平を意地悪扱いする始末。当然ネット上では「図々しすぎる!」とブーイングが続出していた。
●ノリスケ、我が子をバカにし、さらに嘘まで
次は9月3日放送回の「イクラの予定表」。
イクラから動物園に連れて行くようにせがまれたノリスケ。忘れないようにカレンダーにしっかり予定を書くように促されると、なぜか英語で「zoo」と書き、「イクラは日本語も英語も読めないんだから同じ」と我が子をバカにしたようなセリフを口にする。
そして当日雨が降ると、ノリスケは動物園行きの中止を提案。イクラがごねると「雨の日は動物園は休み」「ゾウやキリンは傘を持っていないから」と適当な嘘をついてごまかし、視聴者から「子どもをなめすぎ」とブーイングを浴びていた。
●ノリスケ、タイコの土産代をネコババ
最後は6月4日放送回の「ナミノ手ぶらの守(かみ)」。
いつも手ぶらで磯野家を訪れるノリスケを、カツオが裏で「ナミノ手ぶらの守」と呼んでいることを知り、ノリスケはカツオ、ワカメ、タラちゃんにそれぞれお小遣いをあげる。
珍しく太っ腹なノリスケだったが、実はノリスケは磯野家を訪れる前に、いつも妻のタイコからお土産用のお金をもらっていたことが発覚。
つまり今までその代金は、すべて自分の懐に入れていたのだ。これには「さすがにこれはダメ」「男として情けない」と視聴者もドン引き。
ブーイングを受けまくるノリスケだが、ネット上ではノリスケの行動にツッコミを入れることを楽しむ風潮ができている。2018年もノリスケに期待だ。
[via:日刊大衆]
https://taishu.jp/detail/30019/
物心ついたころから『サザエさん』に親しんできた世代としては、昨今の“ノリスケブーム”を機に、あらためて彼の存在意義や偉大さを見直してみましょう。
何を隠そうノリスケは、人生で大切なことを私たちに教えてくれていると言えなくもありません。というわけで、ノリスケの教えを3つにまとめてみました。
●ノリスケの教えその1
「ちょっとぐらいの失敗や欠点は明るさと愛嬌でごまかせる」
完璧な人間なんていません。誰しもノリスケ的なずるさやダメさを持っています。ノリスケが周囲に許されているのは、ひとえに明るくて愛嬌があるから。
ダメな自分を取り繕おうとしないところや、クヨクヨしないでいつも楽天的なところが、あの憎めないキャラを作り出していると言えるでしょう。
●ノリスケの教えその2
「半端にカッコつけないで、目上の人には素直に甘えるべし」
波平やフネにとって、ノリスケはいつまでも元居候でありかわいい甥です。お酒をたかられたりメロンやすき焼きに大喜びしてくれたりするのは、ちゃっかりしているなと思いつつも、嬉しいことに違いありません。
目上の人に素直に甘えられるかどうかは、会社生活においても居心地のよさを左右する重要な要素と言えるでしょう。
●ノリスケの教えその3
「ストレスをためずにノンキに生きるのが真の勝ち組である」
ノリスケは出版社勤務で、売れっ子作家の担当編集者です。仕事はけっして楽ではないでしょう。しかし、ストレスとは縁がなさそうです。勤務中に親戚の家で昼寝するなど、仕事にのめり込み過ぎないのがその秘訣でしょうか。
政治問題や社会問題など、自分ではどうにもできないことに対して腹を立てている姿も見たことがありません。いつもノンキに生きているノリスケは、クズどころか真の勝ち組と言っていいでしょう。
[via:NEWS ポストセブン]
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160312-00000014-pseven-life
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